2002年と2008年のスリークッション世界チャンピオンのイタリアのマルコ・ザネッティ選手です。

マルコ・ザネッティ選手はウッド・ジョイント(👉木螺子)のキューを使ってました。
キューのメーカーは当然ですけどザネッティ選手の契約メーカーのロンゴーニです。

久し振りに見たマルコ・ザネッティ選手はかなり老けた感じがしましたけどイタリア人らしいカッコ良さは相変わらず変わってない気がしました。

◎Campeon del mundo (カンペオン・デル・ムンド)👉世界チャンピオン。
◎Jugador italiano (フガドル・イタリアーノ)👉イタリア人プレイヤー。

トレードマークのサイドストロークは変わってません。

『相手に打たせずに打つ』と言うのがマルコ・ザネッティ選手のフィロソフィーでブロムダール選手とかメルクス選手などの攻撃力が強い世界チャンピオン経験者を1アベに抑えて自分は2アベのペースで当てて勝つと言うディフェンスの守りが堅いプレイヤーでありながら同時に攻撃力も強いと言う攻防一体型の空手道の用語で言うと『交差法』の達人の選手で両方に優れている人です。

Ataque muy fuerte y también defensa  muy duro(アタケ・ムイ・フエルテ・イ・タンビエン・デフェンサ・ムイ・ドゥロ)👉烈しく攻めて堅く守る。

Bongiorno(ボンジョルノ)😣
皆さんこんにちは

3月7日に書きました第28章からの続きで第29章に入ります。

ジグザグ(バタバタ)にやっと入った所なんですけども本編に入る前に前回書いた事で説明が足りなかった部分を何点か補足説明してから本編に入ります。

強打してクロスバウンドのジグザグのショットを撞いた場合にクッションに手球が入る度にリバースの回転が手球に掛かって落ちる距離が半減すると言う事を前回文章で説明したんですけど図と数字で説明を補足します。

これはZigzag de dentro(シグザグ・デ・デントロ👉内バタ)の球ですけども強打の球です。

◎Zigzag dentro (シグサグ・デントロ)👉内バタ
◎Pegar muy fuerte (ペガール・ムイ・フエルテ)👉強打する。
◎Efecto contrarío (エフェクト・コントラリオ)👉リバースの回転。逆回転。
⦿Efecto invertido(エフェクト・インベルティード)👉逆捻りの回転。

◎Ángulo de reflexión (アングロ・デ・レフレクシオン)👉反射角。
◎Reducir a la mitado(レドゥシール・ア・ラ・ミタード)👉半減する。

Cada vez que bola una entra en la banda, reduciendo a la mitado el ángulo de reflexión 👉手球がクッションに入る度に反射角が半減する。

第1クッションが28の場所に入って第2クッションを12の場所に入れてますからかなり落ちて来てるんですけど強打して撞いた為にクッションに入る度に手球に逆回転が掛かるので第3クッションへの角度が狭く成って手球があまり落ちなく成って第3クッションは4の場所に入ってからコーナー近くの的球に向かう訳です。

上の図面の数字を分析して考察しますと次の事が判る訳です。

第1クッションから的球までの距離を28とすると各部分の全体に占めるパーセンテージは次のように成るんです↓

第1C→第2C間👉57.14%
第2C→第3C間👉28.57%
第3C→的球👉14.28%

第2クッションをどこに入れるかが知りたい訳ですから全体の距離の28を100として考えた時に第2クッションの場所と言う物は全体の距離に対して42.85%の場所だと言う事が判る訳です。

それで第1クッション✕0.4が強打のクロスバウンドの場合の第2クッションの場所と言うシステムの計算方法が成り立つ訳です。

アバウトに計算する場合ですと28だと暗算が大変だから数字を30にして30✕0.4=12としても良い訳です。

◎Análisis(アナリシス)👉分析
◎Estudio(エストゥディオ)👉考察。
⦿Consideración(コンシデラシオン)👉考察。

城太郎は四つ球系の内バタの球の方が好きだと言う事を書いたんですけどジャストスリーの球で強打しないで第3クッションが短クッションに入る機織りの事を言った訳で強打して撞く球は外バタだろうが内バタだろうが苦手なんです。

アーティスティック系の曲球も練習して以前よりは少し当たるように成って来たんですけども強打の球はやはり難しい気がするんです。

こっちは外バタで強打する球です。

◎Zigzag de afuera (シグサグ・デ・アフェラ)👉外バタ。

城太郎は情報弱者のじじいですからパソコンでビリヤードの台の図面を作ったりする事が出来ないので城太郎のシステム帳のノートを携帯電話のカメラで撮影した図面を使いました。
図や字が汚いですけど許してください。

◎Perdoname(ペルドナメ)👉ごめんなさい、許してください。
◎Disculpame(ディスクルパメ)👉ごめんなさい、許してください😣

まあビリヤードは面白いし楽しいんです。

城太郎が色んな国でビリヤードをして来た経験から言うと日本のビリヤード場だけ異質と言うか違う気がするんです。

日本のビリヤード場だけが店が狭いとかテーブル台数が少ないと言う事が先ずあるんですけど日本の場合はビリヤード場の中の雰囲気が撞球道の道場みたいな感じに成っちゃって神経質な修業生みたいな人が多いんです。

村社会の派閥みたいな農耕民族の日本の村特有の人間関係の面倒臭さとかがある店(って言うか球撞き小屋?)が多いと思うんです。

日本でも初心者の人たちはワイワイやってて楽しそうな人たちも居ると思うんですけど高点者に成ると気難しく成って神経質な修業生に成っちゃう人が多い気がするんです。

初心者の内は常連(常連客)ではないから変な人間関係の面倒さを感じないで済むと言う事もあると思うんですけど日本社会と言う物は日本人の遺伝子的な部分の話だと思うんですけど職場でも近所付き合いでも鬱陶しい村社会なんですけど趣味の場所でもそう言う物が存在してしまって誰某(だれそれ)と合うとか合わないとかがあって面倒なんです。

城太郎は日本に旅行で行く時だけの話ですし旅行者なので部外者の局外の立場だから関係無いんですけど日本に住んでる人だと大変だと思うんです。

ビリヤードがしたいだけの人が村の変な人間関係のアレに巻き込まれて大変な訳です。

◎Pueblo(プエブロ)👉村。

前置きと言うか前回の補足が長く成りましたけどここから今回の本編に入ります。

内バタのジャストスリーの機織りの球はスリークッションの球ではなくて四つ球のワンクッション取りの球だと言う話をした訳ですけど写真で説明します。

黄色球が手球で相手球の白球を先球にしてジャストスリーの内バタの機織りで赤球を狙うと言うケースです。

先球の場所は長クッションのポイントで言うと2ポイントより少し上くらいの場所です。

この球は第2クッションの場所に的球があるつもりで考えたら四つ球のワンクッション取りの球なんです。

こう言う球は四つ球の球ですから四つ球やボークラインを練習してる人にとっては成功率が高い良い球なんです。

◎Carambola rusa(カランボーラ・ルーサ)👉四つ球。
※カランボーラ・ルーサは直訳するとロシア式キャロム(ビリヤード)と言う意味です。

◎Cuadro(クアドロ)👉カードル。ボークラインゲーム。
※アメリカではボークラインと言うんですけどヨーロッパではカードルと言う言い方が1般的みたいです。

撞いた瞬間です。

近頃楽に構え過ぎていて体の姿勢が高く成って左腕が曲がったフォームに成って居ます。
(もっと低く構えて左腕を真っ直ぐにしないといけないな)と思う今日この頃です。

剣道の用語で言うところの『残心(ざんしん)』の構えで体の姿勢を崩さないように気を付けてます。

手球が先球にヒットする直前の写真です。

👉 ◎El Momento de contacto de bola tacadora con la bola recibidora(エル・モメント・デ・コンタクト・デ・ボラ・タカドラ・コン・ラ・ボラ・レシビドラ)👉手球と先球がコンタクトした瞬間。

第1クッションに手球が入った場面です。

◎El momento de bola 1 entró en primera banda(エル・モメント・デ・ボラ・ウナ・エントロ・エン・プリメラ・バンダ)👉手球が第1クッションに入った瞬間。

まだ残心の構えです。

ここで残心の構えを解いて第2クッションに入る場所を確認します。

第2クッションも当たりの場所に向かってます。

第2クッションから第3クッションに手球が向かいます。
当たりのコースに乗ってます。

第3クッションに入りました。

ジャストスリークッションの球ですから第3クッションが最終クッションです。

バタバタの球の中で短クッションが第3クッションの球を『機織り(はたおり)』と区別するようなマニアックな人たちが日本には多いんですけど城太郎は『ジャストスリーの内バタ』と呼んでます。

写真の画面は第3クッションの短クッションに手球が入った場面です。

当たりのコースです。

この球は後球(あとだま)の作りをするポジションプレイの球ですから1点目を当てるだけでなくてポジションを作って連続得点に繋げる球です。

◎Juego de preparación (フエゴ・デ・プレパラシオン)👉(連続得点をする為の)ポジションプレイ。
⦿Preparación(プレパラシオン)👉準備。
◎Serie de carambola (セリエ・デ・カランボーラ)👉ハイラン、連続得点。

先球が相手球の時にはアンド・セーフティの球に成って外れた時には相手に悪い球が残る防御の球に成ります。
◎Defensa(デフェンサ)👉ディフェンス。防御。

当たりです。

前回に書いたように城太郎の携帯電話のストレージが足りない為にかなりケチケチした感じで動画撮影をしてるんです。

1発撮りで上手く当たりましたので動画を撮ってくれた従業員のお姉さんに「オッケーです、当たったからカメラ停めて、ストレージ足りないから」とか言っちゃいました。

¡Corte, corte ! Esta bien ya corte video, porque no hay tanto de memoria en mí celular 👉オッケー、カット、カット、ストレージ足りないからビデオ停めて。

メキシコでは英語のストレージと言う言葉が未だ浸透してないのでメモリーの意味のMemoria (メモリア)をストレージの意味で使うみたいです。

長く成ったので次の章に続きます。

第29章(完)
第30章に続きます。

※次回の30章は少し間が開きます。
※無断転載はお断わりしてますので宜しくお願いします。