(Sauce : excelsior.com.mx)

(Sauce : FORO TV )
近頃のメキシコシティの昼間の最高気温さまは25℃くらいで降水確率さまは0%です。

(Sauce : FORO TV )
写真中央がキャスターのダニエラ・バエサさんで右端が同じくキャスターのジョセリン・サンチェスさんで左端はオスのキャスターの臭(くさ)です。

(↑著者近影😣)

拝啓、皆さまこんばんは

身すぎ世すぎも草の種と言いますけど、何とか身すぎ世すぎをしまして墨西哥で生きています城太郎です。

タイトルについて説明しますと井伏鱒二先生の『荻窪風土記』からのパクリですけど日常の事などを書いてみます。

今回はFORO TV 第4チャンネルのテレビのニュース番組からチョイスしたネタで行きます。

(Sauce : TV  Azteca)

「イダルゴ州パチューカで誘拐された赤ちゃんが無事発見されたそうです」

1月25日(木)にイダルゴ州のパチューカ市で生後間も無い赤ちゃんが誘拐される事件が起きたんです。

その赤ちゃんが1月27日(土)にイダルゴの隣りの州のメキシコ州で発見されて無事保護されて母親の元に帰ったそうなんです。

生後間もないアブディエル・ヘスース・パルティード・チャベス君を誘拐したのはアブディエル君のベビーシッターをしていたネリー・ハネル・ラミレスと言う女だったそうです。

この女がアブディエル君の母親と祖母の飲み物に睡眠薬を入れて眠らせた隙にアブディエル君を誘拐したらしいんです。

誘拐したあとにネリー・ラミレスはアブディエル君の母親に電話を掛けて「私のバックには麻薬カルテルの組織が付いているからな、子どもの命が惜しかったらサツに届けるな、連絡を待て」と脅したらしいんです...

結論から言っちゃいますとこの物語には悪徳警官が登場して警察の名誉を傷付けた訳ですけど他の善良な警察官たちの働きで事件が解決したと言う話なんです...

ネリー・ラミレスのバックに居たのは麻薬組織では無くて悪徳警官だったんです。

↑母親の元に無事帰ったアブディエル君です。
(Sauce : FORO TV )

アブディエル君の家では警察に届けるかどうか迷ったそうなんですけど「我々の警察を信頼して警察に助けて貰うしか無い」と言う判断をしてイダルゴ州パチューカの市警察に届けを出したそうなんです。

イダルゴ州警察はすぐに非常線を張ってネリー・ラミレスとアブディエル君を探した訳です。

(Sauce : La Verdad Hidalgo )
誘拐されたアブディエル君です。

(Sauce : FORO TV )
容疑者のネリー・ラミレスです。

↑犯人のネリー・ラミレスです。
(Sauce : SDB noticias )

テレビの画像にはモザイクが掛かっていましたけどネットはモザイク無しの顔出しです

↑初動捜査で非常線を張って車両の検問をするイダルゴ州警察です。
(Sauce : FORO TV )

誘拐犯のネリー・ラミレスはイダルゴ州の隣りの州のメキシコ州のバジェ・デ・チャルコと言う所に住んでいてメキシコ州警察の警察官の男と同棲していたそうなんです。

ホシのヤサがメキシコ州ですからヤサに戻らないにしても犯罪者は土地勘がある場所に潜伏しますからイダルゴ州の検察庁はエスタード・デ・メヒコ(👉メキシコ州)検察に連絡を入れて事情を話して協力を要請した訳です。

その日の夜にバジェ・デ・チャルコの容疑者宅の隣人を名乗る人から「隣人(ネリー・ラミレス)が赤ちゃんを誘拐して来たみたいだ」と言うタレコミがあったそうなんです。

(Sauce : FORO TV )

【イダルゴ州の赤ちゃん誘拐事件で捜索 : メキシコ州バジェ・デ・チャルコ】

Cateo(カテオ)と言うのは訳すのが難しいんですけど通常は麻薬カルテルのアジトなどにガサを掛けて捜索をする特捜(班)などの事を言うんですけどこの場合は『捜索』と言う意味に訳しました。

イダルゴ州から連絡を受けたメキシコ州警察では200人体制で犯人の女と赤ちゃんの捜索をしたそうです。

(Sauce : FORO TV )

同棲相手の警察官は未だ事件への関与が確定してませんから実名を出しませんけども城太郎の推理ではこの男が描いた絵図だと思うんです。

この警察官が誘拐事件当日に勤務を休む届けを出していたそうです。

メキシコ州警察に勤務してますから同僚の警察官に電話を掛けて世間話をしてカテオが発令された事を知って賭けに敗れたと言うか身代金を奪う計画が失敗した事を悟って情婦のネリー・ラミレスに「失敗した、すぐに逃げるぞ、ガキはバッグに入れてどこかに捨てて来い」と指示して逃げたと言う話だと思うんです。

(Sauce : FORO TV)

200人体制の捜査陣がバジェ・デ・チャルコ市内のグアダルパーノ2世通りで不審物のボストン・バッグを発見して中を検分したら赤ちゃんが入っていた訳です。

捨て子の場合もあるんですけど捜査官の長年の勘はアビディエル君と確信したそうです。

(Sauce : FORO TV )

容疑者と言うか重要参考人と言うかこの女が犯人なんですけど警察に検挙されて検察庁に書類送検されたのちに立件されて裁判に掛けられて有罪判決が出るまでは法律上は『容疑者』と言うらしいんですけど容疑者が逃走してるので赤ちゃんは無事救出したんですけど捜査を続行して車両検問も続行しているそうです。

厳密に言いますと法律上は容疑者あるいは重要参考人な訳です。
然しながらメキシコ州検察庁は同女を犯人と断じて札(フダ👉逮捕状)を出したそうです。

(Sauce : FORO TV )

捜査官は取り敢えずアブディエル君の健康状態を慮(おもんぱか)って救急車を要請してアブディエル君を病院に搬送させたそうです。
検査の結果アブディエル君の健康状態は良好だったそうです。

(Sauce : FORO TV )

ネリー・ラミレスと同棲相手の警察官が借りていた家か、あるいはその近所みたいです。

(Sauce : FORO TV )

(Sauce : FORO TV )

【メキシコ州司法警察内部に事件に関与している人間が居る】と言う意味の事が字幕に書かれています(意訳です)

(Sauce : FORO TV )

(Sauce : FORO TV )

顔にモザイクが掛かってる人が赤ちゃんの母親です。
何故被害者の顔を隠すのかと言いますと犯人の仲間からのお礼参りを警戒してるからだと思います。

ネリー・ラミレスの事を通報した隣人はお礼参りを恐れて家を引き払って今は親族の家に身を寄せているけど引っ越し先が見つかり次第引っ越すそうです。

家の近所で殺人事件を目撃した場合などに麻薬カルテルの事件の場合は目撃者の口を封じる為にその日の内にヒットマンが戻って来て目撃者を殺す場合がありますから目撃者が自分の家に帰れなく成ると言う事があるんです。

そう言う国なんです。

(Sauce : FORO TV )

(Sauce FORO TV )

イダルゴ州公安長官のサルバドル・クルース氏の要請を受けて情報を共有して誘拐された子どもの発見救助に成功したメキシコ州検察庁のサマンタ・エスピノーサさんが記者会見しました。

未だネリー・ラミレスのイロ(👉情夫)のガラを取ってませんから犯罪者扱いは出来ないんですけど事件後に行方を晦(くら)ませて逃走してますから(断定は出来ないんですけども)恐らく共犯者かあるいは教唆犯だと思います。

1人の悪徳警官が犯罪を企んだ訳ですけどその他の善良で任務に忠実な警察官たちが無事に赤ちゃんを発見救助したと言う事みたいです。

※無断転載はお断わりしてますので宜しくお願いします。