萬山天鬼のメキシコの写真↓
この写真も赤と黒の色が難しい写真でした。
赤とかオレンジ色とかピンク色が難しいんです。
本日2023年12月19日(月)のメキシコシティの昼間の最高気温さまは21℃で寒く成って来ましたけどお降水確率さまは0%でした。
明日の火曜日からの三日間予報です。
今回はテレビのニュース番組のネタの回です。
左がキャスターのセシリア・サラマンカさんで中央がメイン・キャスターのアンナ・ラウラ・アラニスさんで右がオスのキャスターのダビッド・メドラーノです。
写真左が芸能ニュース担当のマリア・ルイサ・バルデスさんで画面右はオスのキャスターの臭(くさ)です。
「グアナファト州サルバティエラ市で起きた大量殺人事件で殺された青年たちの葬儀が行なわれたそうです」
城太郎は今回のブログのタイトルを『暴力と殺人の宴のグアナファト』にしようかと思ったんですけどそのくらい今のグアナファト州さまは熱い土地に成ってるんです。
Multihomisidio (ムルティオミシディオ)ってスペイン語で言うんですけど犠牲者が2人以上の複数の人が殺された殺人事件と言う意味の言葉なんですけどグアナファト州さまでは12月に入ってからだけでも4回だったか5回だったか忘れましたけどしょっちゅう大量殺人が起きてるんです。
エロでエッチな感じって言うか本番マナ板ストリップ劇場的なムーディな照明の色だからナイトクラブとかテーブルダンスの売春バーなどのお店かと思ったらFuneraria(フネラリア👉葬儀屋)と書いてありました。
葬儀屋さんだとか葬儀会場の照明をこう言うセンスの照明にする点がさすがメキシコです。
(Sauce : Multimedios TV )
【犠牲者の遺体が火葬される : 警察当局は当該地域の作戦を強化】←字幕内のスペイン語文章(意訳)
重傷だった人が召されて亡くなった為にお六(※1)の数が増えたそうです...
(※1)お六(OROKU)👉『南無阿弥陀仏』の六字から来た言葉で殺人事件などの犠牲者の遺体を表す日本の刑事の隠語です。
(Sauce : Multimedios TV )
「サルバティエラの現場の様子を訊いてみましょう...」
「こちらサルバティエラの現場です...」
犠牲者の青年たちが酒場に繰り出して別なグループと口論から喧嘩に成って喧嘩相手の連中がカチ込んで来たと言う事も可能性的には無いとは言えないんですけど城太郎の推理ではそう言う単純な話では無い気がするんです。
メキシコ合州国の場合は表向きの法律上はアメリカ合臭国さまよりも銃の所持に関してはコントロールされているんです。
メキシコ合州国では警察官や軍隊の兵士とかボディガード会社の社員とか警備会社の社員などの法律で許可された職種の人以外のパンピー(※2)の銃器の所持携帯を禁止してるんです。
(※2)パンピー👉1般ピープル
法律上は禁止されてますからアメリカ合臭国みたいに銃砲火薬店と言う物が街中に無いんですけど安売り地区のテピートに行けば麻薬カルテルのテピート連合の人が拳銃だろうが自動小銃だろうが重機関銃だろうが手榴弾だろうがロケットランチャーだろうが金さえ払えば何でも売ってくれますから拳銃を無許可で持ってるメキシコ人は多いんです。
民間人で無許可で拳銃を持ってるメキシコ人はかなり多いんですけど自動小銃はパンピーは買わないんです。
カルテルの人たちが自動小銃を買うんです。
自動小銃を使って殺害した事から考えて犯人は麻薬カルテルの連中で麻薬カルテル絡みの事件みたいな気がするんです。
以前にハリスコ州でコールセンターの従業員の人たちが麻薬カルテルに誘拐されたあとに殺された事件があったんです。
ハリスコ新世代カルテルと言うのは世界最大の犯罪組織なんですけど麻薬の卸売り以外に人身売買とか特殊詐欺とかあらゆる悪事で金を稼いでるんです。
アメリカ人のリタイヤ世代の爺さんたちにメキシコのリゾート地に家とか別荘とか土地を販売すると言う特殊詐欺の幽霊会社を立ち上げてコールセンターの人たちを使っていたんです。
コールセンターに応募した人たちは麻薬カルテルの仕事だとか特殊詐欺の仕事と言う事を知らないで高い時給に惹かれて応募した人たちなんです。
ハリスコ新世代カルテルのやり方はバイトの人たちをある程度使ったあとは口封じに殺してまた次のグループをリクルートすると言う事を繰り返していたんです。
ハリスコ州のコールセンター事件については2023年8月19日のブログ『魔像の十字路』に書きましたので宜しかったら見てください。
グアナファトの今回の事件も同じような図式で麻薬カルテルの仕事とは知らないでバイトに応募した人たちが口封じに殺されたと言う可能性もある訳ですけど現在の段階では犯人も検挙されてないですから動機も不明な訳です...
グアナファト州は日本企業の製造業の会社が生産拠点として進出して来て多数の日本人社員の人たちが居住しているんです。
グアナファト州は大学も多くて高学歴の人が多い文教都市が多い州だったんです。
日本企業のグアナファト進出が始まったのは良く覚えてないんですけど城太郎の記憶ではたぶん2000年頃くらいだと思うんです。
日本企業の戦略としてもメキシコ人を工場労働者として雇う場合に幼稚園卒とか小学校卒の人間を雇って教育するよりも高学歴者の方が手間が掛からないと言う事と当時は治安が良かった事からグアナファトに進出したと思うんです。
『昔の光、今いずこ』と言いますか、『有為転変は世の習い』と言う事なんですけどいつの間にかグアナファト州は麻薬カルテルが実効支配する犯罪多発地区に成ってしまった訳です。
グアナファト州はミチョアカン州とかハリスコ州とかヌエボレオン州とかメキシコ州などと並んでメキシコ合州国の中でも殺人件数が多い地区に成ってしまったんです。
日本企業の社員の人は何年かしたら交代するでしょうから会社から捨てられて棄民されたとかあるいは自分から退職してメキシコに永住する事に成ったような人が居るかどうか知らないんですけどそう言う人以外は20年前の事を知らないと思うんです。
もしそう言うような人が居たなら今のグアナファトの状況を見て『夏草や兵どもが夢の跡』だとか『驕る平家は久しからず』と言うような感慨に浸るのではないかと思いました。
御自愛くださいませ...
※無断転載はお断わりしてますので宜しくお願いします。