5月2日に書いた第13章からの続きで第14章に入ります。
第14章に入ります。
第14章、入りました!😣

◎Capitulo 14(カピトゥロ・カトルセ)👉第14章

上の写真は城太郎の義妹のモニカですけど何故カバンを首から下げたままビリヤードをしてるかと言うと置き引き対策です。

拳銃や自動小銃でビリヤード場にタタキのヤマを踏みに来る連中が相手だと鞄を首に下げてようがウエストポーチに財布を入れてようが関係なく掻っ剥がれちゃうんですけど暴力犯じゃない置き引きの泥棒対策には有効みたいです。

◎Cuñada(クニャーダ)👉義姉または義妹
⦿Cuñado(クニャード)👉義兄または義弟

◎Bolsa(ボルサ)👉鞄(カバン)、バッグ、袋

◎Pistola(ピストラ)👉拳銃
⦿Pistola automática(ピストラ・アウトマティカ)👉自動拳銃
⦿Calibre 9mm(カリブレ・ヌエベミリメトロ)👉9mm口径
⦿Revolver(レボルベル)👉リボルバー
⦿Calibre .38(カリブレ・トレンタオーチョ)👉 .38口径

◎Rifre automático(リフレ・アウトマティコ)👉自動小銃

◎Robo(ロボ)👉泥棒、窃盗犯

城太郎が調査した範囲でのスペイン語圏の国では『置き引き』と言う日本語に対応する言葉が無くてRobo(ロボ👉泥棒)だとかRatero(ラテロ👉こそ泥)と言う言葉を使ってるみたいです。
状況を説明する必要がある場合は文章で説明するしか無いみたいです。

◎Ratero(ラテロ)👉泥棒
◎Ladrón(ラドロン)👉泥棒、強盗
◎Ataquebanco(アタケバンコ)👉銀行強盗

拳銃などを使う強盗犯の場合は通常はラドロンの言葉を使うんですけどコンビの小型バスに乗り込んで来る拳銃強盗の事をラテロと言う人も居ますからあまり厳密に区別してないみたいです。

◎Carterista(カルテリスタ)👉掏摸(すり)

◎Faldero(ファルデロ)👉①万引き犯②女たらし、女のケツを追い掛ける奴
※女の万引き犯は語尾変化して女性型に成ってFaldera (ファルデラ)に成ります。

掏摸と万引きはスペイン語の単語の1次名詞が存在するみたいなんですけど置き引きを1語で表わす1次名詞は無いみたいです。

今回はビリヤードのボールの役割の違いに拠る呼び方について書いてみます。

上の写真で頭が禿げた撞き手がキューで撞こうとしている黄色の球を『手球』と言って狙っている赤球を『先球(さきだま)』と言うんです。
画面右上の白球がこの場合は最終的に当たる第2的球なんですけどこの球を『的球』あるいは『第2的球』と言うんです。

◎Bola tacadora (ボラ・タカドラ)👉手球
⦿Bola tiradora (ボラ・ティラドラ)👉手球
⦿Bola 1(ボラ・ウナ)👉手球

◎Bola 2(ボラ・ドス)👉先球
⦿Bola recibidora (ボラ・レシビドラ)👉先球

◎Bola 3(ボラ・トレス)👉的球(第2的球)

◎Bola objetiva(ボラ・オブへティバ)👉的球

キャロムビリヤードの高点者には頭の毛が逝ってしまった人が多いんです。
髪の毛さまが壮烈な玉砕をして「髪行けば禿げ蒸す屍」に成ってしまった人が多いんです。

◎Buen jugador(ブエン・フガドル)👉高点者
◎Calvo(カルボ)👉禿げ(ハゲ)

彼女が今撞こうとしている白い球がBola tacadora(手球)で紫色の球がBola objetiva(的球)です。

先球をBola recibidora (ボラ・レシビドラ)と書いている文献もあります。

古い時代の『撞球入門』などの入門書には『先球(さきだま)』とか『的球(第2的球)』などの古い日本のビリヤード界の業界用語の言葉が使われていたんですけど1986年だったか87年だったか忘れましたけどNHK教育テレビで放送された『NHK趣味講座、ビリヤード入門』のテキストブックに恐らく日本で初めてだと思うんですけど『オブジェクト・ボール』とか『ティッキー』などの外国式の用語が使われたんです。

Tom Cruise と Paul Newman と言う2人の大スターが共演した『The Color of Money(邦題 : ハスラー2)のヒットでビリヤードがブームに成ったのでNHK教育テレビで『趣味講座、ビリヤード入門』と言う番組を制作放送する事に成ってNHKが日本ビリヤード協会に協力を頼んだらしいんです。

↑在りし日の小林伸明先生です(1999年コロンビアのボゴタにて撮影)

そう言った経緯で日本人として初めてビリヤードスリークッションの世界チャンピオンに成った小林伸明先生が講師として出演してテキストの本も小林先生が監修して作られた訳です。

小林先生はビリヤードを流行りの遊びとしてではなくて知的なインドアスポーツとして多くの人に認識して貰ってビリヤードを普及させようと言う考えから『手球』とか『先球』だとか『テケテケ』のようないわゆる昭和の玉屋的な用語を極力避けて国際的に使われている英語に拠る公式の用語を本に書かれたのではないかと思います。

NHK趣味講座ビリヤード入門のテキストの本には手球の事を『キューボール』と書いてあって先球の事を『第1オブジェクトボール』だとかテケテケの事を『ティッキー』などと書いてありました。

然しながら、やはり長年使われて来た用語は中々変わらないみたいで日本のビリヤード場の中では相変わらず『先球』だとか『テケテケ』とかの古い言葉が令和の今の時代にも使われているみたいです。

スリークッションのゲームの場合ですと対戦相手が左利きでも関係が無いんですけど四つ球とかボ式(👉ボークライン)の場合にはセリー撞き(ラインナース)で廻る方向が逆に成りますから後撞きの選手に対する残り球が逆に成ると言う影響があるんです。

◎Zurdo(スルド)👉左利き
⦿Jugador zurdo(フガドル・スルド)👉左利きのプレイヤー。

左の若衆のヘアスタイルは米語ではJARHEAD(ジャーヘッド)と言うんですけどメキシコ弁のスペイン語ではカスケテって言います。
◎ Me hace cabello casquete porfavor (メ・アーセ・カベージョ・カスケテ、ポルファボール)👉ジャーヘッドの髪型にしてください。

◎El corte casquete (エル・コルテ・カスケテ)👉ジャーヘッドの髪型。
通常は定冠詞の『 el 』も省略して『Casqute』だけで会話文では話します。

U.S. Marine Corps(ユーエス・マリンコー👉米海兵隊)の兵士が始めた兵隊カットがジャーヘッドなんですけどメキシコでは警察官がジャーヘッドの髪型をしてカスケテと言う髪型を流行らせたみたいです。

↑1950年当時のメキシコのビリヤード場の様子です。
素人客で仲間内でワイワイやる連中が3人撞きをしてます。

◎Tercio(テルシオ)👉3人撞き、3人プレイ、3P(サンピー)

第14章(完)
第15章に続きます😣
第15章に続きます。

※写真(6)はメキシコのテレビ局の人から画像をお借りしました。

※写真(7)は元の著作権者はハインリッヒ・ワインガルトナーさんが所蔵している写真だと思うんですけど城太郎はネットの人からお借りしました。