■核のゴミ、中間貯蔵の曖昧さ | ■山形・米沢・小野川温泉から 登府屋旅館 遠藤直人のブログ

■山形・米沢・小野川温泉から 登府屋旅館 遠藤直人のブログ

車いすでの旅行って、不安がいっぱいです。もしも、山形や米沢に旅行に行くなら、どうすればいいの?車いす旅行アドバイザー・遠藤直人がお伝えしますよ。小野川温泉 鈴の宿 登府屋旅館より。

■核のゴミ、中間貯蔵の曖昧さ

本日1つ目の記事。

今日は、クイズまつりで。

燃料棒


Q1. 原子力発電所では、ウランやプルトニウムを固めた「燃料棒」を使って発電します。
では、福島第一原子力発電所には、何本の「使用済み燃料棒」があるでしょう?

A1. なんと! 11,442本 です。

これは、発電中だった原子炉内の燃料棒を含まずにです。 

1号機      392本
2号基      615本
3号基      566本
4号機     1535本
5号機      994本
6号機      940本
共用プール  6400本
-------------------
合計     11,442本

「おいおい、そんなに置いておいたら危ないじゃない。
使用済みなんだから、最終処分場で保管すればいいのに・・・。」

家庭のゴミだって、家の中ではなく、ゴミ捨て場に週に何回も持って行くんだから。
ゴミ捨てサボっちゃダメだよ。


そこで、第2問。

Q2. 日本で核燃料の最終処分場は、どこにあるでしょう?

・・・スイマセン。
ひっかけ問題です。

A2. 日本には、最終処分場は、ありません。

「はぁ?トイレがないのにウンコしてるってこと?」
「そうです。」

だって、絶対に安全だから大丈夫です。
事故っちゃったけど。
近づくと死ぬけど。


Q3. 世界で最終処分場がある国は、どこでしょう?

原発がある国は、たくさんありますね。
フランスを筆頭に、先進国にはほとんどあります。

A3. フィンランドのみ。

一応、100年稼働予定の施設です。

「って、アメリカとかフランスとか、どうするの?」

どうしようか、考え中です。
他の国に持って行こうという動きもあります。


Q4. 福島第一原発にゴミであるはずの11442本(6トン以上)もの使用済み核燃料があるのは、どうしてでしょう?

はい、カンのいい方なら、わかりますね。

A4. ほかに持っていく場所がないから。

本来であれば、発電所は発電のみ。
使い終わったゴミは、人里離れたゴミ捨て場に持っていくのが理想です。

でも、ゴミ捨て場を作ろうとすると反対されるので…
発電所内で保管しておこう…
大丈夫、絶対に安全だから…
あれ、事故っちゃった…

という流れをふまえて、このニュースをどうぞ。


「どうせ長期間住めないんだから、福島に作っちゃえ!」
「避難住民の土地も国で買い上げれば、一石二鳥!」

そんな発想が透けて見える話です。

しかも、「あくまで中間」っていうのが、エグい。

「最終」がないのに、「中間」をまず作っちゃう。
でも、何年で終わりにするのかは、分からない。

「大丈夫です。中間ですから。」
「大丈夫です。絶対に安全です。」

事故にならないわけがないのに…
「絶対安全」と言い切る、
事故になったら巨額の損害賠償が発生するのに…
「コストは安い」と言い切る、
最終処分の場所も決まってないのに…
「ちょっとの間、保管するだけ」と言い切る。

Q5. そんな原子力発電って、本当に必要ですか?

A5. 当然、必要です。

いざというときに「核」爆弾を作れるよう、
いつでも軍事転用できるよう、
原子力の技術は維持し続けないと。

それが、安全保障であり、
お国のためだから、仕方ないんです。

県レベルで放射能汚染されるのと
国レベルで占領されるのと
どちらがいいですか?

ってなわけで、
過ちて改めざる、これすなわち過ちという。

原子力政策、見直すなら今しかないです。


【今日の直問い】
■考えすぎでしょうか?


「てゆうか、書きすぎ!」
という方は、応援のクリック♪


オススメのブログです♪
「時代の流れ」を知りたい人は、クリック♪