アキレス腱炎にて、直接炎症部位に大腿内側の太い血管からカテーテルを挿入にアキレス腱の患部まで到達させ、抗生剤で患部の炎症によってできた毛細血管を無くす治療法である。


実際に、私もこの手術をしてはみたが、結論から言うと意味なしである。


作用機序から考えると炎症を無くす為にステロイドにより、注射部位の細胞全てを一旦休止させる意味では、似たような事をしているのだが、、、


私はこの術後以降、謎のふくらはぎ痛に悩まされてしまい、一年間は激痛に苦しむ事になった。


大腿内側から血管にカテーテルを挿入している訳で、そもそも血管にも神経がある為に挿入過程でなんらかの不具合があったと思われるが、当時は高額な治療であったし、自分が治ると信じた治療法だった事もあり、クリニック などには一切のクレームはしなかった。

がしかし、うたう治療成績ほどの効果は全くなく、パワースプリント系の選手には意味ないと断言できる。


ランニングのような持久系スポーツであれば、もしかしたら良いのかもしれない。


瞬間的に高い負荷のかかる競技スポーツにおいて、アキレス腱炎はかなり難治療になる事を覚悟してほしいものである。


アキレス腱は元々人体の中でも強靭な部位でそうそう壊れてしまう所ではないが、生理的限界に近いパフォーマンスを発揮できてしまう、訓練された人間であれば酷使し続ける期間も長く、競技開始年齢にもよるが、中学生くらいから本気で頑張っていた選手であれば20代後半にはもうアキレス腱の再生力は尽き果て、ベテラン選手であればもう引退勧告である。何度も言いますが、アキレス腱は有限なものである。


それでも選手晩年でも頑張りたいのであれば、変異した部位を術的に取り除き、出血による再構成組織に入れ替えた方が競技は継続できる事になる。


瘢痕組織になり、決して元の組織には再生はしないが、機能不全になった組織よりは遥かにマシである。


最大パフォーマンスが落ちたとしても、それを技術で補うのが強いアスリートである。