夏のてっぺん夏のてっぺんに突っ立って走ってく風を見送って鈍くひかってる雨雲に切り貼りされた青い空運命なんて あっても無くてもきっと同じ きっと同じ逆らったって 流されたってそれを運命というのならああ夕立は降らなかったまた虫達がさわぎはじめる夏のてっぺんに突っ立って身をまかせるだけの午後暑さを和らげてくれるのは名前もしらぬ青い花運命なんて あっても無くてもきっと同じ きっと同じ逆らったって 流されたってそれを運命というのなら夏のてっぺんに突っ立って走ってく風を見送って
丘の上から君に「丘の上から君に」桜色に染まる あの丘の上から花びらに揺れる 心達をみていたおどけては笑ったりゆっくりと話したり銀色電車が河を渡り桜の中に消えてく風よ吹け 花びら君の肩に髪に運べ春が来る度 この丘の上から夏前の鎌倉 僕の大好きな場所大好きな君と いつか歩きたかったコンビニで買い物部屋で映画をみだりそれだけで楽しすぎたから誘いそびれちゃったよ風よ吹け 緑と夏の日差しの香り運べ同じ青空 見上げるように枯れ葉色のコート 一緒に選んだお気に入りだったね 君に合っていたよ変わっていく流れに抗うこともせずに約束はしないでいつかまた会えると信じた世界中の誰もを愛するなんて出来ないけど大切なものをわかりあうのは出来んじゃない風よ吹け 花びら君の肩に髪に運べ春が来る度 この丘の上から
おばあちゃんと朝『おばあちゃんと朝』毎朝あいさつするおばあちゃんちっちゃい頃から知っているずっと前にはどこでもあった小さなお店のレジに座りありがとねって言っていた今じゃコンビニしかないけれどおばあちゃんの店もないけれど毎朝散歩しているおばあちゃん今年いくつかもしらないしずっと前にはおばちゃんだったお店から覗く畳の部屋でテレビ見ていた後ろ姿看板だけはそのままだけど十円電話も消えたけど今朝もおはようとおばあちゃんいつもと違った服着たら誰かと思ったよって笑った学生服で菓子パン買った埃の乗った洗剤も細い道路は広くなったよおばあちゃんの店はないけれど
河川敷『河川敷』黄昏時が近づいてざわめき空に吸い込まれ河の向こう立ち並ぶ影とても遠く懐かしい綺麗なものも汚いものも優しいものも醜いものも繋がりあって日は暮れる枯れ草の上で脱け殻に広がる草の音抱かれたら塗られていく一枚の絵口ずさむ歌を誰におくろう綺麗なものも汚いものも優しいものも醜いものも繋がりあって日は暮れる
紫陽花降りそうで降らない雨雲が頭の上にたちこめるとくになんにもない1日日が陰ってきたせいでなんだか気持ちも肌寒い半袖シャツに何重ねようこんな静かに流れてく似合う音楽をかけながら漂うように過ごしてる明日何かが変わるかなやっぱり今日と同じかな変わってくものは見えないから同じじゃないのにそう思うんだろう紫陽花が色をかえていく根を張る土がかえていくしとしと雨が似合う花もうすぐ雨が濡らすだろう花は濡れながら綺麗だろう露に日が射せばもっと綺麗だ明日何かが変わるかなやっぱり今日と同じかな見えるものと見えないものとみつける度に変わるんだろう
めんどくさいめんどくさいめんどくさいめんどくさいめんどくさいああ めんどくさいあれもこれもそれもどれもめんどくさいことだらけくさる意味も無いくらいどうでもいいことだらけ隠されたスキャンダル吐き出された落書き売り買いされた嘘しかめっ面の満員電車比べられやしないあの子の髪に乗った花びらキリギリスのバイオリンCD あったら聴きたいなそんな空想めぐらせて楽しい蟻になりたいなどっかに消えたあの金行き先秘密の国人任せにしては文句事なかれでする返事比べるまでもない今ゴールに決まったシュートおもしろいことならあちこちに石ころみたいに転がっている楽しいことならそこいらにつまづくくらいに落っこちているそれでも負けずはびこっているめんどくさいことだらけめんどくさいめんどくさいめんどくさいめんどくさいああ めんどくさい
霧雨包む夜そそぐ霧雨に濡れながら歩く私に傘さしかけた名前も知らぬあなたよありがとう私は大丈夫です答える私に戸惑いもせずじゃあそこまでと笑い指さす霧雨濡れるも風流と思いながらも迷いなく同じ傘の下歩きだすそんな出来事にあたたまる春の霧雨包む夜それじゃあここでお別れとありがとうを言いながら友の様に手を振って心優しく降りそそぐこの雨に似た後姿を少し見送って歩きだすそんな出来事にあたたまる春の霧雨包む夜
特別な1日今夜見える星の数より今日という日に産まれた命はどれだけ輝いているのかななにも知らずに裸のままで生きていけはしなくても夜明けの祝福を受けながら僕らは きっと此処に産まれたどんな時も覚えていてこんなに愛されているんだよいつも何処かで誰かの中にどんな時も覚えていて愛することに涙する時も愛することを忘れないで誰もが誰もを同じように慈しむのは容易くないけどきっと難しくはないだろうそれでも今日は君の為に君だけの為にこの歌を捧げる神様も怒りはしないだろうそれは素敵な事だと思うんだいつまでも忘れないで君が産まれた輝きが今日を特別な一日にするいつまでも忘れないで君が幸せにしているんだよともに産まれたこの星の上で
天使のラッパ綿菓子みたいな翼広げて天使が野原に舞い降りたなら仔羊みたいな音がする 金色ラッパを吹き鳴らす何があるって訳でも無いけど何かが始まるそんな気分なんとかなりそうも無いこともな んとかなっちゃうそんな気分ぱっぱらっぱぷっぷー冬眠してるクマに虫達さあさあもうお目覚めの時間ぱっぱらっぱぷっぷー衣装の用意もうできましたか着飾りなさいな花達よ天使がラッパを吹き鳴らすだけどなんだか眠くなる天使がラッパを吹き鳴らすどうにもちょっと眠くなるうつらうつらとまどろんでいたら天使がふわふわ舞い降りてきてこっそり寝顔のぞきこみため息ついてささやいたやれやれしょうのないお寝坊さん大人の真似した子供のままで泣いたり拗ねたり笑ったりしてはしゃぎすぎて眠いんでしょぱっぱらっぱぷっぷーいつまで眠っているつもりあなたももうお目覚めの時間ぱっぱらっぱぷっぷー耳元でそっと吹き鳴らすからおもわず笑いそうになる天使がラッパを吹き鳴らすもう少しだけ眠ったふり天使がラッパを吹き鳴らす笑いこらえて眠ったふり
蕾君は化粧に素顔を隠し口紅で染まった言葉を覚えたいつから身につけていったのつけいるような上目遣いの癖頼りなげに風にそよいだ薄紅の蕾はやがて真紅の脆く揺れる花を開いた散ることに怯える綺麗な花を彩る指先が残した爪痕一筋の赤いちぎれた糸冷たい傷みを肌にきざんでまるで見知らぬ女の前でいつかの君をさがしてる懐かしそうに話ながら君は君に問いかけている何かが違うのわからないけどねえこれでいいはずなのに迷いなく咲く野の花ならば穏やかに強く咲きほこり凛として咲く薔薇の花は散り鮮やかに色を残していく窓の外芽吹き始めた街路樹無表情に艶めく君の唇がもう春だねと蕾を開くまるで見知らぬ女の前でいつかの君をさがしている