赤目自然農塾の詳しい説明はこちらから!

 

 

 

他の方々が来られるよりも早目に到着。

 

4月定例の学びの日に満開だったような記憶がある桜も、今年はもう散りはじめてました。

赤モクレンは見頃です!

 

山の樹々も新芽が芽吹き、ウグイス、キジ、アカゲラ(キツツキ)の鳴き声が春ハル感を増幅させます。

 

 

 

人気のない塾内を散歩するようにゆっくり歩きながら、自分の守り場を見て回ります。

 

そして現実に引き戻されました…

3月末の強雨が成したであろうあれやこれや色々。

 

日頃は交野の農園が当たり前になっているので、良い意味で刺激的です!

 

 

4月定例の学び

今年のお米作りの第一歩「苗代作り(種籾おろし)」の実習ということもあるのでしょう。

学びに来られて方が先月以上に多いようです。

 

小麦の草刈りなどのお世話の学びの後、二箇所にわかれて「苗代作り」の学びとなります。

 

 

自然農の苗代は「畑苗代(陸苗代)」と呼ばれるもので、6月までの約2ヶ月間

稲の苗を育てます。

 

写真はありませんが、苗代の周りに溝を掘りモグラ除けとします。

掘り上げた土は溝の外側にブロックのまま並べます。

(田植えの時に溝を埋めるために、ブロックをそのまま戻します。)

 

苗代の土の乾燥を防ぐために、種籾を降ろすところの周りに幅30cmの縁を設定して、苗代となるところの土の表層2~3cmを平鍬で削りはがします。

 

削ったところを軽く耕すようにほぐし、宿根などを取り除きます。

 

 

平鍬でほぐした土を鎮圧し、種籾をなんべんなくばら播きします。

 

 

少々根気のいる作業ですが、種籾が2~3cm間隔になるように指で移動させつつ種籾を土に押し込めます(この後の覆土した時に動きにくいように)。

 

モグラ除けの溝を掘り上げた土ブロックの底の土を集めてほぐし、それを苗代の種籾にかけて覆土し、平鍬で鎮圧して土と種籾を密着させます。

 

 

柔らかく細長い草を乾燥を防ぐために被せ、鳥害を防ぐために鳥よけひもや木の枝で苗代を覆って防御すれば完成!

 

 

 

これが本来の自然農の苗代です。

 

 

 

午後からの共同作業(写真はありません)

3月末の強雨がなしたであろうことの後始末です。

 

・先月整えた小川の川底がえぐられていたので、その修復。

 

・一気に流れ込んだであろう土砂で埋まった水路口の復旧。

 

・先月整え直した水路の底が高くなり、再度水が畦道に溢れるので水路の底さらい。

 

・田んぼの畝に開いた穴埋め。

 

恵とも仇ともなる水(雨)の成すことを実感する一日でした。