赤目自然農塾の詳しい説明はこちらから!
奈良県宇陀市と三重県名張市にまたがる山間にある赤目自然農塾にも、春が近づいて
きています。
朝はかなり冷え込みます…
でも膨らんできた花の蕾やフキノトウがそれを語っているでしょう。
山は新緑の萌え萌え感は見えませんが、鶯が鳴き始めてました!
本格的な春を前に「さあ、はじめよう!」と前向きな気持ちの表れか、今月は参加者が多く
賑やかな日でした✨
午前中の講習
麦の草刈り、畝・溝の整え、畦の補修
じゃがいもの植え付け、人参・ごぼうの種播き
ちょうど農園でも田んぼの畝・溝の整え、畦の補修をしているところなので、とても良い機会でした。
午後の共同作業
溝(水路)の整え(各田んぼのではなく水路の本流)
塾の田んぼを流れる水は、塾内を流れる川から引き込んでいます。
この水は9月下旬から、翌年の田植えまでの間は止めています。
ただ山間の棚田なので、年中流れている伏流水が何箇所かあります。
止めることも出来ないので、田んぼの時期に関係なく流れています。
そんな年中流れる水への沿い方、応じ方の学びです。
雨が降った時だけ流れ込む小川は、流れ込むところが詰まっていて、次に雨が降ると溢れ出すこと確定のところ。
稲刈りの前に川からの水を止めたあと、溝(水路)の整えをすることがないところは、落ち葉などで詰まり、溢れた水が畦をぬかるませて田んぼに流れ込んでいます。
そんなところがいくつかあって、優先度の高い2箇所を整えました。
でないと稲刈りの後に小麦を播いても、水が流れ込んだら水気を嫌う小麦が育たないこともありえますから…
ということで、溝(水路)沿いの草を刈り、溜まっている葉や泥・土をすくい上げ、水が通るように整えます。
書くと簡単そうなんですが、溝(水路)が長くてぬかるんでるところもあり、その労力はなかなかなものです。
一人でやると大変なことでも、共同でやるとそこまででもなく、みんなでああかなこうかな言って、見て、聞いて、やったみて学び、いずれそれを活かすことが出来るでしょう。
聞いたことがあるのと、やったことがあるのでは、その結果もまったく違ったものになるでしょうから!
こういう学びって本当に大切だなぁと、つくづく感じた3月定例の学びでした👍