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どんどん緑色が濃くなっていく赤目自然農塾。
今月は苗代作りの最後の機会となります。
それは先月作った苗代を確認して、種籾の追加播き(追い播き)の最後の機会ともいえます。
なので先月来られた方の多くも来られてます。
さらに新しく来られた方もおられるようで、今月も賑やかな赤目自然農塾となりました!
5月定例の学び
・麦周りの草の対応
イタリアンライグラスを主とする草が麦を凌駕する勢いで伸びているので、その対応を学びます。
・苗代の除草と種籾の追加播き(追い播き)
その後は二手に別れて、苗代で発芽した稲の苗と他の草の見分け方と除草の仕方を学びます。
稲と同じイネ科の草も生えるので、パッと見た感じそっくりなものもあります。
今年は気温が高めで苗の成長が早くツンとしてわかりやすい時期を過ぎています。
それゆえ見分けにくいので重要な学びになりました。
オケラに種籾を食べられたりした場合の追加播き(追い播き)の最後の機会なので、そのやり方も学びます。
先月の種籾をおろした時と状況が違うので、やり方も変わります。
苗代を作る際に、一番土の養分がある表層を削っているので、それを補い苗の成長を促すために、米ヌカ+油カスを種籾の2~3倍の量を上からふり播きます。 葉に付いたものは払い落とします。
・冬草を踏み倒してオクラ・とうもろこし種播き
秋に芽吹き、今時分穂を付けて枯れていく営みにある冬草を刈らずに踏み倒してます。
生命を全うして根付いたまま枯れていき、これから生えてくる夏草の草抑えにもなります。
場合によっては起き上がってくることもありますが。
種播きするところの草は成長点から刈り、のこぎり鎌の先が届く深さの土をえぐり宿根を取り除き、そこに3粒ずつ播いていきます。
オクラは湿り気が多くなる田んぼ側に播き、とうもろこしは反対側に2列播きました。
先月播いた夏野菜(トマト・茄子)の苗床では芽が出ていました!
・冬草踏み倒して夏野菜定植
同じように冬草を踏み倒して、定植するところの草を刈り、土をほぐして宿根を取り除き植え穴を開けます。
開けた穴に水をお椀一杯程度の水を注ぎ30分ほど馴染ませ定植していきます。
内容はピーマン、万願寺唐辛子、アロイトマト(大玉)、ステラミニトマト。
(言われなかったら何が植っているのかわかりません)
ピーマンと万願寺唐辛子は湿り気がある側に、トマトは乾燥気味の側にわけて植えます。
・カボチャの行灯作り
先月、草行灯で播いた西洋カボチャが発芽したので、周りの草は踏み倒して30kg用の米袋を使って、カボチャをウリハムシから守るための行灯を作っていきました。
・午後からの共同作業
塾生さん田んぼの区画のうち、5枚の田んぼに1枚しか借り手がいない区画があります。
塾生さん田んぼの畦道や水路の管理も学びの大切な一つとしてやっていただいてるのですが、一人では如何ともしがたい状態なので、共同作業で草刈りをしていきました。
刈る前
この区画を貫いて流れる水路もあるのですが、その整えは田んぼに水が巡る6月第4日曜日の時点での借り手の具合を見て考えます。
刈った後
今のままでは水路として機能しないので、水は溢れて畦は水浸しになります。
田んぼでの作業が出来るのは、それを支える畦道や水路などの礎となるものの維持管理が出来てこそなのですが、それをどう自ら悟っていただけるかが悩みどころです。
いずれ何処かで田んぼをしたいという方には、これらは必須ですから。
道具は出来るだけきれいに大切に使うのが基本。
その道具類の置き場所、通称「道具小屋」の周りを整えました。
から
から
近寄りがたい「道具小屋」なんて本末転倒でしょう!
前職でも今でもそうなのですが、経験してきたからわかることがあって、それをそこまで到達してない方に自分のフィルターが掛かった状態で伝えても「・・・・・」となります。
それは僕よりもずっと経験のある方から僕を見た時もそうなわけで。
きっと、他人のフィルター無しで、「どう気付いてもらうか?」ということなのでしょうね。
雨は何とか持ちこたえました👍