橋田壽賀子さんがお亡くなりになりました。
ご年齢を考えると、天寿を全うなさったと思いますが、
やはり寂しさを感じます。
先日の田中邦衛さんもそうです。
良い作品を作ってこられた方々でした。
橋田壽賀子さんは何といっても「おしん」ですが、何度か見ていますが、
見るたびに面白い。
ストーリングテラーとしての才能豊かな方です。
「となりの芝生」も嫁姑問題とか、ヒリヒリするような展開で面白かった。
セリフも好きなんですよね。今の時代にはありえないような丁寧な言葉を
若者が使ったりしていて、違和感持つ人もいるかもしれないけど、
そういう時代だからこそ、私は好きでした。
そしてあまり知られていないと思うのですが、少女漫画の原作も書かれていたんですよね。
雑誌「少女」の連載漫画「プチ・ラ」(高橋真琴・絵)です。
当時は勿論何も知りませんでしたが、後で知って驚きました。
「橋田壽賀子ってあの橋田壽賀子?」
バレエ団で各国を公演して回る少女のお話で、誘拐事件(に見せかけた狂言なのですが)が
起きたり、少女漫画とはいえサスペンス風味もあって面白かったです。
あの頃の少女雑誌はまさに夢の宝箱。
付録も楽しみだったし、この「少女」はさすがに私自身は
幼すぎましたが、姉が買っていたので読んでいたし、今でも
家にあります。
(三冊だけ・・・)
様々な脚本を残されました。
脚本家は
橋田壽賀子
向田邦子
山田太一
三谷幸喜
などが好きです。
最近だと
野木亜紀子
古沢良太
坂元裕二
などが良いです。
多くの面白い作品を有難うございました。
謹んでご冥福をお祈りいたします。