レッスンについて

これまでにいただいた質問に加え、最近また新たな質問をいくつかいただきましたのでお答えさせていただきます


Q.オーボエはどのように購入するのですか?また、お値段はどれくらいでしょうか?

A.楽器店にて購入します。お値段はメーカーやモデルによって異なりますが、概ね50万円〜250万円くらいです。

メーカーやモデルにより取扱店舗が異なりますが、都内にいくつかオーボエを専門的に取り扱う楽器店がありますのでそちらで実際に吹いてみて購入していただくのが良いと思います。私のレッスンに通われる方につきましてはなるべく選定に同行させていただくようにしています。

フルートや弦楽器の場合は数万円で買えるものから高いものだと数百万円、数千万円…と楽器本体のお値段にとんでもなく幅がありますが、オーボエは極端に安いものがない代わりに目がとび出るほど高いものもなく、安いもので50万円代、いちばん高くても250万円くらいです。高いほど良い楽器というわけではありませんので、用途や目的に応じてご自身に合ったものを選ぶことが大切です。

(楽器のご購入に関してはこちらのブログもぜひご一読ください。)

Q.何歳から習えますか?

A.オーボエをひとりで持つことができて、すべてのキーを押さえられれば何歳でも!

お子様がひとりで持つにはまず重さの問題があります。主に両腕と右手の親指で重みを支えながら、そのほかの指を自由に動かせられる状態でなければなりません。
また、キーにはリングキーという大きな穴が空いているものや、真ん中に小さな穴が空いている箇所があります。その穴をきちんとふさげなければ、音が出なかったり、裏返ってしまったり、違う音がでたりします。カバードキーといって、穴の空いていないキーを使ったものもありますが、どちらにせよキーの真ん中にしっかりと指が乗る状態である必要があります。また、左の小指で5つのキー、右の小指で3つのキーを操作しなければなりません。そのため、ひとつでも押さえられないキーがあるうちはオーボエの演奏は難しいかもしれません。手の大きさや指の長さは本人のやる気や努力ではどうすることもできないことなので、小学校高学年〜中学生になって無理なく楽器を構えられるようになってから習い始めるのがよいと私は思います。


Q.レッスンは月1回でもいいんですか?

A.はい!もちろんです!

レッスン回数は目的や目標、生活パターンにより人それぞれです。
ただし初めてオーボエに触れる方や初心者の方は最初のうちは楽器の扱い方や運指、奏法など含めある程度の頻度で受けられたほうが着実に身につくのは確かです。また、オーボエはとても繊細な楽器のため、ある程度レッスンで楽器の扱いに慣れてからご自身での練習を開始されることをおすすめしております。そのため、はじめのうちは月2回〜4回程度が理想ではあります。


Q.オーボエを続けていくにあたってどれくらいの費用がかかりますか?

A.初期費用として楽器本体やリードケース、小物類の費用がかかります。維持費としてはリードや掃除道具など消耗品の費用とメンテナンス費がかかります。そのほか習うならレッスン代や楽譜代などがかかります。

楽器の購入に関してはひとつ目の質問の回答をご覧ください。楽器の購入予定がない方も、私のレッスンではレンタル楽器を1回500円にてご利用いただけます。(詳しくはこちら)

リードケースや楽器の掃除道具は、楽器を購入した際につけてくれる場合もあります。購入すると全部で1〜2万円程度です。

リードはオーボエを続ける以上消耗し続けます。そのため年に十数本〜数十本は購入することになります。リード1本の価格は概ね2〜3千円代です。レッスン内に私の製作したものを購入していただくことも可能です(1本¥2200)。5〜10本程度のリードを代わる代わる使い、ダメになったものを入れ替えながら使うのが理想です。

オーボエは繊細な楽器のため、メンテナンスは最低でも季節の変わり目ごとに行うのが理想です。内容にもよりますが、特に大きな問題がなければ1回5千円〜1万円程度です。割れの修理や調節コルクの交換、タンポの交換などを要する場合は別途費用がかかります。楽器を購入した際に1年〜5年間の無料調整保証がついてくる、または有料でつけられる場合があります。

習うならレッスン代のほか楽譜代がかかります。楽譜はほとんどが輸入楽譜のため価格に変動がありますが、大体1冊2千円〜5、6千円程度です。レッスンペースや上達具合にもよりますが、年に2〜3冊ほど購入することになると思います。

そのほか長年楽器を使用する場合、10年に1度程度オーバーホールが必要になります。どこまで手を施すかによりますが、数万円〜十数万円程かかります。


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以上、最近いただいた質問でした

質問をいただくまで気がつきませんでしたが、たしかに費用のことは楽器を始めるにあたって重要な検討要素になりますねチュー
具体的な金額を書き連ねたので、「うわーこんなにかかるのか」とハードルが上がってしまったかもしれませんが、なるべく具体的にオーボエを始めることをイメージしてもらえるように、あえて具体的に書きました。

楽器店のフェアやネットなどを駆使して費用を抑えたり、円高のタイミングを狙うなど工夫はできると思いますので、どうか怖がらずにオーボエに興味がわいたタイミングで一度レッスンを受けてみていただけたらと思います


このほかにご質問がありましたらお気軽にお問い合わせください


これまでにいただいた質問はこちら






これから新年度を迎えるにあたって楽器の購入を検討される方も増える時期かと思います音符

考えただけでワクワクしますね

そんな皆様に、どうしてもお願いしたいことがあります。

それは…

楽器を買う前に必ず誰かオーボエ奏者に相談してほしい

できることなら一緒に選んでもらってほしい

ということです。


これから誰か先生に習おうと思っているなら、楽器を買ってしまう前にまずその先生に相談してください。
レッスンに通い始める前にまず自分の楽器を買わなくてはと焦る必要は全くありません

自分で吹いてみることはおろか、オーボエについてなにもわからない段階で自己判断で楽器を買ってしまうのは、本当に本当にもったいなすぎます笑い泣き


あまり大きな声では言えませんが、私のレッスンに来られる方々の中にも残念ながら「なぜその予算、その目的で、この楽器にしてしまったの」という方がこれまで何名もいらっしゃいました。

なぜ買う前に相談してくれなかったの

と言いたいところですが、私のレッスンに初めて来られた時点で既に楽器を買ってしまっていたのでどうしようもなく笑い泣き

なぜその楽器を選んだのか尋ねると、皆さんそれはそれは嬉しそうにおっしゃいます。

「楽器屋さんが勧めてくれました
「自分ではわからないので楽器屋さんに決めてもらいました
「たまたまこれ一本だけあって買っちゃいました
「ネットでみつけました

いかにも良い買い物ができたとばかりに笑顔で言われてしまうと、それ以上どうすることもできません。買う前に相談してもらえたらよかったのに…と密かに悔しい思いをしたことがこれまで何度あったことか。。。


決して楽器屋さんが変なものを買わせているということではありません。あるものの中から条件に合うものを選んでくださっているのは確かだと思います。

でも、ちょっと待ってほしい・・・ゲッソリ

オーボエメーカーはメジャーなものだけでも数社あり、楽器店によって取り扱うメーカーが異なり、すべての楽器店にすべてのメーカーのすべてのモデルがいつでも取り揃っているわけではありません。どの楽器店に行くかや、タイミングが重要な要素となってきます。

また各メーカー、各モデルには、木の材質やメッキの違い、装備の違い、音色や音程の傾向、鳴らしやすさ、重さ、オケ向き・ブラス向き・ソロ向き、などなどそれぞれ特色があります。。
その違いを知った上で自分の目的に合うものを選択し、ちゃんと納得して買ってほしいのです。

もちろんそれらは大まかな傾向なので、いい意味でそれらの傾向を裏切ってくれる個体もありますが、なにも知らないまま楽器を買い、結局好きになれずにモチベーションが下がったり、本人の努力とは関係なく楽器の傾向としてそれ以上どうすることもできない事柄で行き詰まってしまっては悲しすぎます

さらに、同じメーカーの同じモデルでも一本一本個性があり、鳴りや音色はそれぞれに違いがあります。
楽器店を訪れた時に憧れのメーカーの楽器がたまたま一本あったからといって「ラッキー!」と飛びつくのは危険です。誰にも選ばれなかったからそこにある、つまり売れ残りという可能性もあります。
もちろんその一本を吹いた上で本当に気に入ったのなら良い出会いと言えますが、できるかぎり楽器店に入荷状況を聞くなり、取り寄せてもらうなり、フェア期間を狙うなりして、ある程度本数が揃っているときに吹き比べて選んでほしいのです。

自分で吹き比べるのが難しければ、先生が(先生じゃなくても誰かに吹いてもらって)吹いている音を聴いていいと思ったものを選ぶとか、そこからさらに自分で吹いてみて最終決断をするのでもいいと思いますし、レンタル楽器のある教室や先生のもとである程度吹けるようになってから購入するのも手だと思います。


中古楽器の場合も同じことが言えます。
中古楽器こそ本当に出会いなので、状態や予算の条件が合致するものを見つけるのは簡単ではありません。でも、だからと言って「これでいいや!」と飛びついてしまっては、後々のメンテナンスや上達過程において本来せずに済んだはずの苦労を負うことになりかねません。

そういったこともオーボエ奏者に相談すれば、いくつかの案を提案してくれるはずです。

誰にも習う予定がないなら、選定だけでもお願いしてみてください。

オーボエ奏者のホームページやSNSなどからコンタクトをとって選定してもらえないか直接お願いしてみるとか、楽器店に相談して紹介してもらうとか、やり方はあるはずです。

だから、どうか、どうか楽器を買うならだれかオーボエ奏者に相談してください

私でよければ選定のお手伝いをさせていただきますし、好きな奏者やこれから習う先生にお願いしてみても良いと思います!

本当に、どうかお願いします🙇🏻‍♀️ 


ただし、楽器メーカーのオフィシャルプレイヤーになっているような名の知れた奏者に相談した場合、自分のご贔屓のメーカー・モデルをゴリ押しされてしまうことがあるので、なるべく特定のメーカーとのつながりがない人に相談してみることをオススメします


ちなみに私はオーボエを習い始めてすぐの高校2年生の時、都内某楽器店から広島の師匠のもとに何本かの楽器を送っていただき、その中から自分で吹いて納得したものを選びました。
そして今日までその楽器一本で、音大受験も演奏会もオーディションもリサイタルもお仕事もやってきました。
生徒さんの楽器を選定するために色んな楽器を吹いたり、お仕事でご一緒した方の楽器を試しに吹かせていただいたりもしますが、自分の楽器より良いと思ったこともほかの楽器を欲しいと思ったことも今のところ一度もありません。
長年使っていてそれに合ったリードを作っているのだから自分の楽器がいちばん吹きやすいのは当たり前といえば当たり前ですが、こんなに長く吹き続けてこられたのは本当に良い出会いだったからだと実感していますし、自分で納得してこの楽器を選べて本当に良かったと思っています。


どうか皆様も良い楽器と出会えますように星



先日オペラ『仮面舞踏会』の公演を終え、時間的に少し余裕ができた今日この頃。

ちょっとコールアングレのソロ曲でも探してみようかな思い立ち、色々音源を漁っていたら良さそうなCDを数枚見つけamazonでポチッ

それらが今日届いたのでそのうちの1枚を早速流しながらリードを作っておりました。

ちなみにどれもサンプルを一瞬聴いて「おっ!この人の演奏好きかも」というものを即カートに入れたので、曲目はよく見ないまま購入。

CDを流し始めてしばらくするとものすごーく聴き覚えのある曲。
聴き覚えというか、なぜかメロディじゃないパートを音名で歌える・・・なにこれ!?
そしてすぐに気がつきました。


いや、これ、仮面舞踏会じゃんポーン


それはパスクッリが作曲した幻想曲で、ヴェルディのオペラ『仮面舞踏会』のアメーリアの歌そのものガーン

Amelia, Un pensiero del Ballo in maschera, Fantasia per Corno Inglese e Pianoforte


そんなのあったんだ

さらに、その次のトラックは、

Fantasia Ⅱ per Corno Inglese e Pianoforte sopra motivi dell' opera “Un ballo in maschera” di Verdi

コールアングレとピアノのためのヴェルディの歌劇『仮面舞踏会』のモチーフによる幻想曲Ⅱガーン


パスクッリといえば、「ベッリーニへのオマージュ」はじめ、『ラ・ファヴォリータ』『ポリウート』『シチリア島の夕べの祈り』『椿姫』などオペラをモチーフとした曲がいくつもあることは知っていましたし、これらの曲はそれぞれ何人かの奏者のCDを持っています。
でも『仮面舞踏会』をモチーフにしたものはどのCDにも入っておらず、その存在自体を今日初めて知りましたポーン しかも2曲もあったなんて


仮面舞踏会を先週終えたばかりのこのタイミングでこの出会い


もうこれ、やるしかなくない


ちなみに、2曲とも終盤のアングレの技巧的な旋律以外はまさに仮面舞踏会そのもので、記憶に新しい今、歌詞の内容もわかるし、どういう場面かもどの楽器が演奏している部分かも鮮明に思い浮かびます照れ

こんなにも明確にイメージできるなら、練習して表現力アップに繋げない手はない真顔

オペラの経験は、オーボエ人生において必ず役立つと以前から思っておりましたが、こんなに直接的に役立つ日が来るとはゲラゲラ

演奏会でやる、やらないは別として、楽譜を取り寄せて練習してみたいと思います

さらうのめっちゃ楽しみチュー


ちなみにこのCDでアングレを演奏されているのは、マーティン・フルティガー(Martin Frutiger)さん。チューリッヒのトーンハレ管弦楽団の首席コールアングレ奏者の方です。

今回この方のCDを2枚買いましたが、どちらも本当に素晴らしく、大好きになりました
めっちゃ気持ち入ってて表現豊かだけど、軽やかさもあって丁寧で上品でエレガント照れ
マーティンさん、さてはジェントルマンですか ※個人の感想です

とにかく激オススメCDです
ご興味おありの方はぜひ



大下裕子ホームページはこちらヒヨコ