下鴨神社の御手洗祭の足つけ神事
は、末社の井上社(御手洗社)の
祭事で、起源は平安時代に遡る。
平安朝の貴族が夏に流行ることが
多い「はやり病」を避けるために
この神池に足をつけて無病息災を
願ったことに始まる。
一年で最も暑い7月の土用の丑の
日に、お供え用のロウソクを神池
(御手洗池)の横にある小さな祠
で火をもらう。
そのロウソクの火を消さないよう
に池の中を歩いて祭壇に供える。
この御手洗池の湧き水は、夏でも
冷たくて初めての人は少々驚く。
ご神水
井上社に灯火して願を掛けて、
ご神水を頂く。これで一年の
無病息災と健脚のご利益を
授かる。
御手洗池と井上社:
御手洗池の水源である井戸の井筒の上に
祀られたところから井上社と呼ばれるよ
うになった。土用になると、御手洗池の
周辺や地底から自然に清水が湧きでると
ころから鴨の七不思議に数えられている
湧水
また湧きあがる水泡の姿を団子に形どっ
たものが、みたらし団子の発祥と伝わる
みたらし団子