本丸御殿
本丸御殿は、すべての部屋の障子
や襖が開放されていて、
当時の様子を知ることができる。
上段ノ間
右の掛軸は15代藩主山内容堂の詩書
酒と詩を愛し鯨海酔候とした。
藩主の御座所である上段ノ間は
焼失前には金箔張りの襖など、
贅を尽くした造りだったようだ
上段ノ間の武者隠し
また、上段ノ間には藩主を護衛
する武者隠しも造られていた。
各部屋の欄間や廊下にも様々な
工夫を凝らしてあった。
竹の節欄間:
竹の節状のデザインが束に用いられてお
り、間仕切りの上部に使われている。
この様式は平安時代の貴族の書院造りの
館の間仕切りにも用いられた意匠と伝え
られている。
御殿の庭
小さいながらも庭があり、酒好き
の山内容堂は、庭や城下の景色を
肴にして酔っていたのだろう。
梯子段
御殿から天守へ上がると、各層は
一変して武骨な造りとなる。
1階の展示室
1階には築城時の出土品や歴史解
説パネルなどが展示されていた。
高知城天守の模型
石落とし