前庭を鑑賞しながら、本堂でまず
はお参りする。
本堂縁
本堂(方丈)
広い本堂の正面には、開山の蘭渓
道隆像が鎮座していた。
開山の蘭渓道隆像
蘭渓道隆(らんけいどうりゅう):
鎌倉時代中期に中国の南宋から渡来した
禅僧。13歳で出家し、無準師範などに学
んだ後、臨済宗の法を嗣ぐ。33歳の時に
来日し、京都泉涌寺や各地の禅寺に寓居
1253年(建長5)に鎌倉の建長寺を創建
した北条時頼に招かれて開山となる。
その後、京都建仁寺の11世住持となり、
塔頭の西来院を開山。
1278年(弘安元)8月13日、建長寺にて
入寂。(大覚禅師)
お参りを済ませてから本堂の縁に
座り、枯山水「峨眉乗雲」を鑑賞
本堂庭園:
開祖の蘭渓道隆上人の生まれ故郷である
中国四川省の「峨眉山」を模した枯山水
庭園「峨眉乗雲」。
深山を象徴する木々を背景に、
青苔の大地と白砂の大河を象徴。
庭に配された3つの石(写真上)は
中国仏教協会の協力で、実際に
峨眉山から運ばれてきた巨石。
いかにも禅寺らしいシンプルな庭
に仕上がっていた。