初公開の蘭の寺をゆく | 京都案内人のブログ

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・1200株の紫蘭が植栽されている

 

 

 

 

建仁寺塔頭の西来院(せいらいいん)

 

が初めて一般公開されている。

 

(2024年7月31日まで)

 

 

 

 

 

 

 

 

2028年に開山の蘭渓道隆禅師

 

の750年遠忌を迎えるにあたっ

 

て境内の整備が進められていた。

 

 

 

 

 

 

今春に本堂庭園と前庭、中庭など

 

を造園。

 

 

 

庫裡(寺務所)

 

 

 

蘭渓道隆禅師の名前にちなんで、

 

前庭に紫蘭を植栽し、「蘭の寺」

 

として公開されることになった。

 

 

 

前庭

 

 

 

京都市内で公開されている寺院や

 

塔頭は、すべてといってもいいく

 

らい拝観したが、この西来院は

 

初めてのこと。

 

 

 

 

 

 

 

ともかくも拝観せずにおけない。

 

さぞかし人が多いと思いきや、

 

昼前に入ると数人しかいなかった

 

 

 

 

ブルーボトルコーヒーのトラック

 

 

 

山門を入るとすぐ横に、コーヒー

 

を販売するトラックが止めてある

 

のには驚いた。

 

 

 

 

 

 

アイスコーヒーを注文して社務所

 

に入ると、拝観料の割引があった

 

住職の雲林院宗碩さんの発案という。

建仁寺の開祖栄西禅師は日本に喫茶文化

を広めた功績があり、現代人の喫茶文化

の一役を担うコーヒーを採り入れること

になったそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

社務所から本堂へ続く座敷では、

 

障子が開け放たれて、目の前に

 

前庭の緑が広がる。

 

 

 

前庭「九華青蓮」

徳島県神山町の青石9個と苔を効果的に

配置し、上から見ると蓮の花が開いてい

るようにデザインされている。

 

 

 

蓮の花に見立てた9つの石が組ま

 

れた「九華青蓮」。