足立美術館の庭園 | 京都案内人のブログ

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京都散策ー四季の風情や町並み、名所、歴史、人物を訊ねる。たまに言いたい放題。

能登半島地震の大災害で、亡くなられた多くの方々に

哀悼の意を表します。

未だ多くの安否が不明の方が一刻でも早く見つかりますように。

引き続き避難されている人たちの日常が一日でも早く取り戻せ

ますようにただただ祈るばかりです。

また捜索活動や支援、復旧に尽力されている役所や警察、消防、

自衛隊、ボランティアの皆様の安全を願っています。

 

 

 

 

勝山を借景にした主庭「枯山水庭園」

 

 

 

 

渡廊下の前庭を眺めながらロビー

 

にたどり着くと、目の前には

 

手入れの行き届いた日本庭園が

 

拡がる。

 

 

 

 

 

 

入館した人は、まずここでその

 

美しさに魅入られる。

 

 

 

 

 

 

主庭の枯山水庭園は、築山を囲む

 

ように植栽された木立と、背景の

 

山並みが見事に調和して、雄大な

 

借景を作り出している。

 

 

 

 

 

 

遠景、中景、近景を組み合わせて

 

景観の奥深さを表現する。

 

 

 

中央の立石

 

 

 

中央築山の立石は峻厳なる山を

 

表し、その滝口から流れる水が

 

渓流となり水面を表す白砂へ注ぎ

 

やがて豊かな大河となる自然を

 

表している。

 

 

 

 

 

 

ロビーからの庭園に魅せられ、

 

喫茶室の横を通り抜けた館内の窓

 

は「生の額絵」と変わる。

 

 

 

生の額絵

 

 

 

まるで琳派の屏風絵を想わせる

 

仕掛けが施されている。

 

 

 

築山の向こうに亀鶴の瀧が遠望できる

 

 

 

すぐ横の坪庭の北からは遠景の山

 

から落ちる「亀鶴の瀧」を展望。

 

 

 

 

亀鶴の瀧:高さ15m

横山大観の「那智之の瀧」をイメージし、

昭和53年に開瀑した人工の瀧。