深川清澄の資料館通
東京都現代美術館の
デイヴィッド・ホックニー展を
後にして、深川界隈を歩いた。
伊能忠敬住居跡の石碑
日本の天文学や地理、測量の先駆者。17年の歳月をかけて
「大日本沿海輿地全図を完成させたことで有名。
まずは木場公園を下がって、
葛西橋通を西へ歩き高速9号線
との交差点を過ぎたところに
あった伊能忠敬住居跡へ。
そこから、清澄通に戻って北上
して小津安二郎生誕地を訪ねた。
小津安二郎生誕地跡
日本を代表する映画監督・脚本家。晩春や麦秋、東京物語など
小津調と呼ばれる独特のローポジション撮影や緻密なカット割
などの映像世界で、世界的にも高い評価を得ている。
当然のことながら、どちらも碑や
説明板がある以外は何もなかった
カフェ・B2
美術館でじっくり鑑賞した後に
歩いたので、ここらでヘトヘト。
幸い、いい感じのカフェがあり、
アイスコーヒーでしばしの休息。
美味しいコーヒーを飲ませてくれたカフェ・B2
30分ほど足を休ませて、すぐ近く
の仙台堀川沿の芭蕉の旧跡へ。
採荼庵跡:
芭蕉の門人で、芭蕉十哲の一人の杉山杉風の庵室。
芭蕉が奥の細道の旅に出る前、住居だった芭蕉庵を手放し、
しばらくこの採荼庵で過ごした。
芭蕉は奥の細道へ旅立つ前、
この庵で過ごした後に仙台堀川
から隅田川を上ったとされる。
この採荼庵で、門人たちと別れを惜しみ舟で隅田川を
上り、千住大橋の袂から奥州へと旅立った。
採荼庵跡から川を渡ってすぐの
ところに滝沢馬琴誕生地があった。
滝沢馬琴誕生地の南総里見八犬伝の草紙のオブジェ。
馬琴は1767年(明和4)、旗本松平信成の用人を務める
下級武士の5男として、この地にあった松平家の邸内で誕生した。
馬琴は13歳で主家の松平家を出て
山東京伝に入門して、すぐに作家
としての頭角を現した。
代表作の「椿説弓張月」と
「南総里見八犬伝」は有名。
ここからホテルへは歩いて数分。
ホテルで一休みして近くの
レストランで夕食を摂った。