「ジュラシック・パーク」:JC・リチャード
2011年・91.4cm×61cm
監督:スティーブン・スピルバーグ(アメリカ・1993年)
過去に話題になった映画ポスターを、新たな視点で
オリジナルなポスターを創作した展覧会が開かれている。
「未知との遭遇」:トッド・スレーター
2011年・91.4cm×61cm
監督:スティーブン・スピルバーグ(アメリカ・1977年)
今の映画宣伝といえばインターネットが主流だが、
単なる宣伝の枠を越えてアートの観点から
映画ポスターを制作する集団がある。
アメリカのテキサス州オースティンを本拠とするMONDO。
「月世界旅行」:ファントム・シティ・クリエイティヴ
2012・61cm×45.7cm
監督:ジョルジュ・メリエス(フランス・1902年)
「サイコ」:ダニエル・デインジャー
2012 91.4cm×61cm
監督:アルフレッド・ヒッチコック(アメリカ・1960年)
鋭い感性をもつデザイナーやイラストレータによって
生み出されたオリジナル・ポスターは、オンライン
ショップで世界中に熱狂的なファンを獲得している。
「ロッキー」:セサル・モレノ
2014・ 91.4cm×61cm
監督:ジョン・G・アヴィルドセン(アメリカ・1976年)
「ランボー怒りの脱出」:トマー・ハヌカ
2013・91.4cm×61cm
監督:ジョージ・P・コスマトス(アメリカ・1985年)
映画ファンにとっては昔懐かしい映画ポスターが、
オリジナルと全く違う観点で制作されているのが、
なぜか新鮮に感じるのは、表現者の器量なのだろう。
「俺たちに明日はない」:ジェイソン・マン
2011年 61cm×45.7cm
監督:アーサー・ペン(アメリカ・1967年)
「俺たちに明日はない」は、このシンプルなポスター
に二人が銀行強盗犯であり、そのラストシーンを
ものの見事に表現している。
「タクシードライバー」:マルティン・アンシン
2013年・61cm×91.4cm
監督:マーティン・スコセッシ(アメリカ・1976年)
「タクシードライバー」では、ニューヨークの
街の喧騒と一人の男の歩く姿(デニーロ)が、
何やら怪しげな物語を髣髴とさせる。
「遊星からの物体X」:ジェイソン・エドミストン
2017・61cm×91.4cm
監督:ジョン・カーペンター(アメリカ・1982年)
「遊星からの物体X」は、映画の冒頭シーンを
ビジュアル化して、まさに何かが起きることを予感させる。
「時計じかけのオレンジ」:ロリー・カーツ
2016年・91.4cm×61cm
監督:スタンリー・キューブリック(イギリス=アメリカ・1971年)
「フルメタル・ジャケット」:オリヴァー・バレット
2019年・91.4cm×61cm
監督:スタンリー・キューブリック(アメリカ=イギリス・1987年)
ほかにもキューブリック作品の「時計じかけのオレンジ」や
「フルメタル・ジャケット」、タランティーノの
「パルプ・フィクション」など当時話題となった映画を
まったく新しい視点でポスター化している。
「パルプ・フィクション」:ローラン・デュリュー
2014・61cm×91.4cm
監督:クエンティン・タランティーノ(アメリカ・1994年)
「未来世紀ブラジル」:マルティン・アンシン
2012・91.4cm×61cm
監督:テリー・ギリアム(イギリス・1985年)
映画好きの方ならぜひご覧になってほしい展覧会だ。
「スターウォーズ帝国の逆襲」:タイラー・スタウト
2010年・91.4cm×61cm
監督:アーヴィン・カーシュナー(アメリカ・1980年)
京都国立近代美術館 4F コレクション・ギャラリー
7月18日(月・祝)まで
チラシ表
チラシ裏