今年で10年目になる京都国際写真祭が開催されている。
(会期:4月9日(土)~5月8日(日))
5年前、偶然に入場した新風館会場で、ある写真家の
ドキュメント写真に衝撃を受けたことがあった。
それ以後に毎年会場を回ったが、その時の感動には
出会えずに数年が経った。
その年の吉田亮人作品展
今年の4月下旬、会場の一つである出町の桝形商店街
へ寄ってみた。
出町桝形商店街・東出入口(写真中央に作品がバナーで吊られている)
3年前から商店街を会場にして、写真家の作品を
特大プリントにしてアーケードに吊り下げる
ユニークな展示で始まった。
KYOTOGRAPHIEは、2020年からアフリカのアーティストを招聘し、
グローバルなアーティストとローカルな商店街をダイレクトにつなげる
ことで新たな表現を生み出すプログラムを実施している。
今年はガーナ出身のプリンス・ジャスィを招聘。
作品ー1(東側)
作品ー2(西側)
今年はガーナ出身の若手アーティスト、
プリンス・ジャスィの作品が、吊るされていた。
作品ー3(東側)
作品ー4(西側)
彼はコロナのために来日できず、桝形商店街にあるものを
ガーナに送り、それらを用いて地元の人々を撮影したという。
作品ー5(東側)
作品ー6(西側)
作品ー7(東側)
作品ー8(西側)
作品は、原色が煌めく背景にガーナの人々と日本を
つなぐ架け橋のように、明るく豊かで
生き生きとした生活感が表現されていた。
作品ー9(東側)
作品ー10(西側)
プリンス・ジャスィ:
1995年生まれ、ガーナ出身のヴィジュアル・アーティスト。
高校時代に携帯電話を使って身の周りの写真を撮り始めて以来、
精力的に携帯電話を使った創作活動を続ける、アフリカの現代
アートを牽引する一人。
ジャスィはプロフェッショナルのアーティストであると同時に、
アクラのジェームスタウンに住む恵まれない子供たちを支援する
団体「Boxed Kids(「抜け出せない場所や状況に閉じ込められた子供たち」
という意味)」の共同設立者でもある。
出町桝形商店街・西出入口