晩秋の京都ー5:閑院宮邸跡 | 京都案内人のブログ

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京都御苑の凝華洞跡の大銀杏

 

 

 

はや師走に入りました。

先月も多くの方々にご訪問頂き感謝いたします。

今月も、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

京都御苑の紅葉

 

 

 

 

 

京都御苑の散歩ルートで、九条家別邸跡の

 

捨翠亭や閑院宮邸にも季節ごとに行くことがある。

 

 

 

 

 

改修前の捨翠亭(2021年5月撮影)

 

 

 

 

捨翠亭は、改修のために来春まで公開が

 

停止されていて、リニューアルされるのを

 

楽しみにしている。

 

 

 

 

捨翠亭・1階広縁と九条池(2020年11月)

 

 

 

 

 

この捨翠亭の西側にあった閑院宮邸が、

 

2014年(平成26)に復元整備されて

 

一般公開されている。

 

 

 

 

 

復元整備された閑院宮邸全景

 

 

 

 

 

閑院宮家は、東山天皇の皇子直仁親王を始祖として

 

1710年(宝永7)に創立された。

 

 

 

 

 

閑院宮邸(南西)

 

 

 

 

 

伏見宮、桂宮、有栖川宮家と並ぶ江戸時代の

 

四親王家のひとつで、現在の皇統につらなる宮家。

 

 

 

 

 

庭園の森(東南)

 

 

 

 

 

 

閑院宮邸の創建当初の建物は

 

天明の大火(1788年)で焼失し、現在の建物との

 

関係など詳しいことは分かっていない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後は再建されて東京遷都後の1877年(明治10)まで、

 

邸宅として使用されていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

のちに華族会館や裁判所などを経て、明治16年に

 

旧宮内省京都支庁が設置されて現在の建物となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして平成15年度から3ヶ年をかけて

 

全面的な改修と周辺整備が行われて平成26年3月に、

 

旧宮内省所長官舎跡の庭園が復元整備されて現在に至る。

 

 

 

 

 

 

展示室:天皇家や御所の歴史

(皇室関連や都御所の歴史や変遷などが解説されている)

 

 

 

 

改修後は、京都御苑の自然と歴史についての

 

収納展示館として、庭園とともに一般に開放されている。

(入館無料)

 

 

 

 

 

展示室:京都御苑の自然(木々や鳥類、生物などが紹介されている)

 

 

 

 

 

 

閑院宮邸と庭園の散策路