あの世でも、幸せに満たされる方法
人のために、よいことをすれば、満足感にう満ち溢れます。
現世においても、来世においても、歓喜に満ち溢れた生活を送れます。
接客業で、優秀な成績をあげる店員さんに共通の性格があります。
それは、「サービス精神が旺盛(おうせい)」であることです。
優れた店員さんは、「売り上げをあげること」よりも、「どうしたらお客さんに喜んで貰えるだろう」と考えます。
なぜなら、お客さんを幸せにすることが、自分自身の仕事の満足感につながること、長期的には自分の給与などに返ってくることが、わかっているからです。
では、どうすれば「お客さんのために、よいこと」ができるのでしょうか?
たとえば、「値引きすれば、喜んでもらえるはず」と考え、とにかく安い商品を提供したとしましょう。
しかし、お客さんが「値段は高くても、品質のいいものが欲しい」と考えていたとしたら、それはお客さんのための行動にはなっていません。
努力しても商売がうまくいかない場合には、こんなふうに、自分がいいと思うことと、相手がいいと思うことに、ズレがあるはずです。
「人のためにいいこと」をするのは、そういう点で難しいのです。
こういったすれ違いを避けるには、相手のライフスタイルをよく観察する必要があるでしょう。
そして相手の話をよく聞き、真のニーズをつかむことです。
相手の立場に立って考えることができる人は、本当に人を満足させることができます。
・・・・by 「いいこと」がいっぱい起こる
ブッダの言葉 植西 聡 著