「身をほろぼす快楽」の
中毒にならない秘訣
目先の、つまらない快楽を捨て、
もっと大きな喜びを求めなさい。
そうすれば、もっと大きな存在に成長できます。
「つまらない快楽」のために、「つまらない人生」を送ることになる人は、多いものです。
学生時代、試験前になると、勉強を怠けてゲームをしたり、マンガを読みたくなったりした経験はありませんか。
また、社会人の中には、任される仕事が大きくなればなるほど、お酒の量が増えたり、ギャンブルに夢中になったりする人がいるようです。
この場合、ゲームもマンガもお酒もギャンブルも、「その場かぎりのつまらない快楽」です。
たまの息抜きにはよくても、重要な案件を目前に抱え込んだ人がすべき行動としては、ふさわしくありません。
その場かぎりの快楽や、愛欲、歓楽にはまり込んでしまうと、中毒になります。
やらずにはいられなくなるのです。
それは、目標に向かって前進しようとする人の、大きな妨げとなります。
手軽な快楽に手を伸ばしたくなったときは、今、我慢すれば将来得られるであろうはずの、もっと「大きな喜び」を、できるだけ具体的に描くことです。
今、勉強すれば、志望校のランクを、一つあげられるかもしれない。
今、プレッシャーを乗り越えれば、結果次第では、いずれもっと大きなプロジェクトを任せてもらえるかもしれない。
このような考えで、つまらない快楽に惑わされるのを防げるはずです。
・・・・by 「いいこと」がいっぱい起こる
ブッダの言葉 植西 聡 著