古代史漫談 聖なる黄金の海 古代大阪湾ミステリー⑦八十島祭の謎を解く 壱
実は今回こういうふうにまとめてみて
おやーーーとおもったんですねぇ
こんなに長きわたって
何故蘇りの海としての信仰が残ったのか?
私はずっと伝説だとおもってたんですが。。
そんなイメージだけで長くのこるかしらん??
甦りとはケガレを払うとは??
浄化ということではないか?
ひょっとしたら水の浄化?
なにか難波津で目にはっきりとわかる
浄化現象があったんじゃないか?
日本一水の浄化力が強い海辺だった?
まさか?
でもそう考えると伝説のカードはすべてつながる!!
それは多分 押してるや!
夕日で海が輝く前後におきたにちがいない!
なにがある潮の干満だ!!
きっと波が関係ある!
なぜなら浪速だ!!
さーそれから上月氏中西氏にメール電話で質問攻め!
この古代地形で起きる海の可能性とは!!
私は海のど素人 資料が少ない 文献も必死でしらべて!
大論争!!
龍はスパイラルな動きを表すと!
ダブルスパイラル
この紋様は世界中に分布し
命の根源 生命が生まれる 形とされ
龍の原型ともいわれています
で 瀬戸内海は渦潮で有名
まさかなあ?と
思いつつひょっとしたら渦ができたんじゃないか??
上月氏が
それは絶対できた!
いまでも大阪湾は渦の多い渦巻く海だ!
古代の地形ならもっと渦はできた!
やったーーーー!!!
日本一の浄化力があった??
いやそれはいえないが
宗教的な浄化というには十分だし、最適な場所だ!
どういうこと?
渦というのは物を落とすと吸い込む、
それは古代人は無くなる浄化されるとみたんじゃないか?
なるほど
http://kouwan.pa.kkr.mlit.go.jp/kankyo-db/data/b1_10kouryuu.html
こういう風に淡路島の付近に渦巻く還流が多い
これで 大阪湾の浄化能力がたもたれている
航空写真で見てみましょう
http://133.31.110.195/D/inetpub/wwwroot/www/text-Japanese/page-06/page-06-25.htm
はっきり渦巻く大阪湾がわかります
この渦の発生は
淡路島の存在でできるんだそうです
のっぺらぼーの状態の海でなく
淡路島があることで
明石海峡 鳴門海峡 紀淡海峡という
細い口が三箇所できて
水流が発生し渦ができる
淡路島が原因のひとつ というのがおもしろい
実は八十島祭は
淡路島を意識しているという説があるんです
淡路島の付近に渦が多いというのは
わかっていたとおもいます
鳴門の渦潮は国生み神話で混沌とした海に
アメノヌ鉾を差し入れてかき回した跡
だという伝説があります
古代だったらどうなるか?
東に湖があります
上町台地 現在の大阪湾より
さらにもう一つ細い水流口が増える
渦の大きさは鳴門の渦潮の一万分の一?!
おおきくって数十センチ
小さいものがうまれては消え
引き潮時には 草香江(河内湖)から大阪湾へ潮水が激しい勢いで流出し難波堀江の河口部には小さな渦が発生したとおもわれる(上月康則氏 談)
こちら現在の鳴門の渦潮の航空写真
連続写真です
http://133.31.110.195/D/inetpub/wwwroot/www/text-Japanese/page-07/page-07-06.htm
龍に見えません?か???
鳴門の渦潮のこういう状態は大きすぎて
航空写真でしかわかりませんが
古代 難波津にできた渦潮はこの一万分の一?!
それだけ小さいと上から俯瞰して
小さい渦が無数に海の上を走る
それは龍が海上を走るようにみえる
つまり伝説どおり
竜王の海だということです!
http://133.31.110.195/D/inetpub/wwwroot/www/text-Japanese/page-07/page-07-06.htm
渦潮が小さいということがポイントです
住吉三神は
イザナギが黄泉の国から帰って
海でミソギをおこなったとき
つつつつつつと渦になって次々とうまれた神です。
住吉さんは元は九州ですが
難波津が外交の港であったこととと
神話通り
渦の赤ちゃんが生まれる海に最後鎮座したのでしょう
渦の赤ちゃんと考えると
ここで生まれた渦潮が
瀬戸内を流れて淡路島を通って
鳴門の渦潮来島海峡の渦潮
という大きな渦潮に成長する
そしてまたながれてもどって
最後は難波津で小さくなって消滅する
という風にかんじたのでは?
つまり
渦が生まれ死に再生する場所が難波津!
甦りの海ではないでしょうか
それも生と死のはざかいの時間に
黄金に輝く難波津は
生命の根源につながっているという信仰が生まれても
不思議ではない!!
伝説は本当だったのです!!!
ただここに ひとつの謎が?
続く 講演全文は下記アドレスで
↑瀬戸内海フォーラム第3セッションでの講演録より
http://ameblo.jp/2626150/entry-10319759739.html
縁MADOKA