皆さん覚えているでしょうかはてなマークはてなマークはてなマーク
​数回前のブログ(こちらから飛べます)で紹介したショーボックスというライブ会場がカナダの会社に買い取られて44階立ての高層ビルになってしまうかもしれないというお話をしたのをはてなマーク目

​その結果がつい先日発表されたので書かせてもらおうと思いますひらめき電球

Seattle Weeklyという町の無料新聞のタイトルはこうでした。
"Showbox Gets Temporary Reprieve"
意味は「Showbox一時的に危機から逃れる」です。

そうなですアップアップアップ 

なんとOnni会社の買取の提案が出されて、案がプロセスされるまでに数週間のみと時間が限られていたにも関わらず、町の市民や音楽家たちの愛の込もった努力のお陰で、とりあえずこれから10ヶ月間は守られることになったのです拍手キラキラ笑い泣き

実はこの記事、なぜか新聞の一面じゃなかったので気づくまでにちょっと時間がかかったのですが、見つけた時はドキドキ叫びドキドキしちゃいました。まるで、大学の合否の結果を待つ気分で笑い泣き

嬉しいことに、市町村議会委員全員が満場一致(8-0)でShowboxをシアトルのランドマークにしたいという方に投票されたそうです。


他にもThe Change Organizationはオンラインでの署名をなんとおよそ93万件を集め、提出キラキラ
更には、The Seattle Times紙は音楽家たちに大々的に声をかけKaty Perryを始め他4バンドほど有名なバンドからも署名をもらい、大きな役目を果たしたようですハート

もう、皆のこの愛のある行動に私はとても心を動かされましたデレデレ音符

一方その頃、Onni会社は市町村議会に決議を先延ばしにしてくれないかと言っていたそうです。その理由がなんともイヤラシイことダウン

「買い取ったら取り壊しにするが、新しい音楽ベニューを建てる」これならお互いが嫌味っこなしの "win-win" だろう、と...ゲロー (まぁ結局この案は通ってませんでしたけどねDASH! 笑い)

また建て直しをして同じ目的に使えば何も文句はないだろうという考え、皆さんはどう思いますか...はてなマーク
残念ながら日本でも同じ方針で様々な歴史的建築物が建て直されているのが現実です。戦争や地震で崩されるという理由はまた別の話ですが、わざわざ新しいものを作るために今あるものをどんどん取り壊すのは個人的にとても心が痛みますぐすんハートブレイク

残念ながら世界は一人一人が全く異なる考え方や思いがあります。
守りたいと思う人がいれば壊して新しいのが欲しいという人がいるのも当然なことなんですよねうーん

だから、(Showboxを守りたい派としての)私たちに今できること。
この80年間も人に愛され続けたShowboxをどう今後も守っていくのか。

記事の最後にはこう書かれていました。
"The Showbox is not a sprint; it's a marathon."
Showboxは短距離走ではなくマラソンだ」と。

その理由が今後の課題として3つ挙げられています。
その1 ランドマークに確定されること
その2 Policyをしっかりと定義し、今後のShowboxを永続的に守れるようにすること
その3 提供者、買い手、起業家などをしっかりと見極め、オーナーが安全なるオファーを見つけられる環境にすること

つまり、今回の一時的な危機の逃れはあくまで一時的でしかないということなんですよねDASH!

この上記にあげた3つの条件を、これから時間がかかってでも私たちの力で確実にかつ着実にしていくことで、今後のShowboxの未来が大きく変わってくるのです。

 

Showboxはただの建物ではなく、シアトルの文化や歴史の一部であることを、言葉を変えれば私たちの一部であることを忘れないで欲しいなと思います。