久しぶりに行ってまいりました、ハイキング
前回のハイキングの後も大分体やられましたが、今回はあの痛みなんか比にもならないというほどにやられてます
では、軽く場所の説明から
今回選んだのはシアトルにいるハイキング好きな人には結構有名な山で、いつか1回は挑戦してみたい場所「メールボックス」
なんでそんな名前かっていうと、その名の通りにポストが頂上にあるからなんです ※ちなみに和製英語で私たちが使っているポストは、アメリカではメールボックスといいます
この場所は公式的に「メールボックスは、とて傾斜があり、濡れていて、整備が悪く、困難で、挑戦的な小道である。自分の限界を尊重して登りましょう。」 "Mailbox Peak Trail is a very steep, wet, unmaintained, difficult, challenging trail. Please respect your own ability."と書かれているのですが、登ってみてまさにこの通りだなと思いました
自分の限界を試しに登ってみるのは大いにいいと思いますが、軽い気持ちでメールボックスのような場所を選ぶのは自分で自分の首を絞めるだけだし、他人にも迷惑がかかるので、皆さんもハイキングに行く前にはきちんと地図や標高などといった情報を事前にチェックしてしっかり準備をしてから、自分のレベルにあった場所を選んで行って欲しいなと思います
と、こんなにも色々書いたのには理由がありまして。
以前にも書きましたが、今月末にキャンプに行きます。ですが、そのキャンプをするところが結構レベルが高い山なので、その訓練としてここを選びました。
行ったメンバーは、キャンプメンバーのうち5人。すごく残念なのが、私の大好きなプーさんは今回不参加
なので、(ちゃっかり)彼のキャンプバッグを借りて約10kgの荷物を担ぎいざ出陣
メールボックスはold trailとnew trailといって、2つ小道の選択肢が山の麓にあります。古い方は近い分、激しい急斜面が続くタイプで、新しい方がここ最近作られた傾斜が緩やかな方。でも、その分歩く距離はほぼ2倍あります。
我々はもちろん、古い方を登りに、新しい方を帰り道に選びました
ありがたいことに、基本小道の2/3は日陰が続いたので傾斜で汗だくになっている我々でも涼しいそよ風を感じながら登れて気持ちがよかったです
問題はラストスパート。最後に写真もいくつか載せますが、頂上に近くなればなる程スパルタな道...日陰がもうない中傾斜がより激しくなる一方で、一歩一歩がしんどかったです 友達が「あれが頂上だよ。」と一回指差した時には、人がかろうじて見える程度の高さで、本気で冗談だろうと思ったくらい。
簡単に説明すると、ステージが3段階ありまして。
始めの第1ステージは、傾斜は結構あるけれど木陰なので、ゆっくり行けばまぁいけるかなという感じ。
第2ステージからは日陰は一切なし。というのも最早このステージは岩山だから。地獄ってこんな風景なのかなとふと思ってみたり このステージは人工的らしいのでちゃんとステップがある分、暑くてちょっと長いけどまぁまぁ行けるかなというかんじ。
このあとの第3ステージがまぁひどいこと ただでさえ疲労が限界に近いのに追い打ちをかけてくるかんじの傾斜。私はこのステージを登るとは言わず、這い上がると表現したいと思います
でも、こんな死にかけになるくらいのハイキングでしたが、やっぱり山頂に着くと一気に疲れを忘れて感動がこみ上げてきて...この感動をプーさんとも味わいたかったですけど、他の友達がいてくれたのでそれはそれで幸せでした
この後、帰り道で疲労と足の痛みと永遠と続く山道で限界がきたらしく私だけ涙を流すことになるのですが、それはそれで今となればいい思い出、かな...と
とても長くなってしまいましたが、最後まで読んでくださった皆さん(果たして何人いるのだろうか...)、ありがとうございます
メールボックスは今までの私が紹介してきたとこに比べて簡単に是非登ってみてくださいとは言えませんが、挑戦好きな方や、キャンプ好きな方には太鼓判の場所です 荷物もあまり持たず身軽にして登れば、私が受けた今回の印象とはまた違って以外といけるとかあるかもしれないので