今日は8月19日。

『ちょこっと雑学』
[[「郵便ポスト」の正式名称は?]]
正式には郵便差出箱と言う。
そもそも「ポスト」は英語で「郵便」という意味なので、「郵便ポスト」だと「郵便郵便」 という意味になってしまう。正式には「郵便差出箱」と呼ぶ。
1871年(明治4年)に日本で初めて作られた郵便ポストは木製で、「書状集め箱」 と呼ばれ、使用方法や宛先別の料金と届くまでの時間が記されていた。現在は赤だが当時はまだ色はつけられておらず、木の材質そのものの色だった。この書状集め箱は、 東京に12カ所、京都に5カ所、大阪に8カ所に加え、この3都市を結ぶ東海道の宿場62カ所に設置されていた。 1872年には全国に郵便が広がりはじめ数多くのポストが必要となり、黒く塗られた柱状の形のポストが作られて数多く設置されていった。この頃、公衆便所の普 及とともに、「郵便箱」と書かれたこのポストを「垂便箱」と読んでしまい、便所だと思い用を足す人が多かったと言われる。
1901年ごろからに火事に強い鉄製の円柱型のポストが設置された。この時から ポストが目立つようにと赤く塗られるようになった。
1937年に日中戦争が始まる頃には物資対策として、鉄製のポストのかわりにコ ンクリートを使ったものや陶器でできたポストが作られ「国策ポスト」と呼ばれていた。 第二次世界大戦が終わった後、1951年以降は角箱タイプのポストが使われるようになり現在へと至る。
ちなみに外国のポストの色は、アメリカが青色。 中国が深緑色。 ドイツやフランス は黄色。イギリスは日本と同じ赤い色である。