今日は7月20日。
『ちょこっと雑学』
[[お年玉はお金ではなく 「餅」だったってホント?]]
お年玉といえば、今や子どもたちにとって はお正月の一大イベントとなっているが、そ の中身がお金になったのは、意外にもけっこう最近のことのようだ。
お年玉の語源は明らかではないが、神様への供物であると同時に、賜りものを意味していることから、「お年賜」だったという説が 一般的。それがのちに、神様にお供えした大 きな丸餅を小さく割って人々に分け与える ことで、新たな年の繁栄を祈願する風習になったといわれている。 時代が下るにつれ、分け与える餅は小さな 丸餅となり、餅のほかにも、目上の者が目下 の者へ、仕事などで使う道具を与えるようになっていく。さらに、盆と正月という、当時の年に2回きりの休みに合わせて、小遣いを与えるようになると、丸餅や道具を贈る習慣 は次第に失われ、お金を与える習慣だけが 残ったようである。
ちなみに、子どもにお年玉を与える風習は、 室町時代の記録に残っており、当時は男の子には毬杖(打毬の道具)、女の子には羽子板などを贈っていたそうだ。