今日は2月12日。

『ちょこっと雑学』
[[手を合わせる「合掌」には どんな意味がある?]]
仏教では、お祈りをするとき、両手のひらを合わせて合掌をする。 合掌の歴史 は古く、仏教成立以前から、古代インド で行われていた作法が元祖とみられる。 サンスクリット語で 「アンジャリ (anjali)」 と呼ばれたものだ。
古代インドで始まった合掌は、やがて仏教に取り入れられ、独自の意味をもつようになる。仏教では、右手は清らかな仏のものであり、左手は穢れた衆生の手と考える。その仏の手と衆生の手を合わせることで、仏と衆生が合体するというわけだ。
ただし、現在では、宗派によって合掌に関する解釈はちがっているし、合掌の作法も一つではなく、両手のひらを顔の前で合わせることを正式とする宗派もあれば、胸の高さで合わせる宗派もある。