今日は12月31日☃️
皆様今年一年『ちょこっと雑学』をご拝読下さいまして有り難うございます。
よろしかったら、もう一年続きますのでまたお付き合い下さい。
『ちょこっと雑学』
[[除夜の鐘とは]]
除夜の鐘とは、大晦日の夜に深夜0時を挟んでつく、お寺にある大きな鐘の音のことです。
お寺の境内に大きな鐘があるのを見たことがある方も多いでしょう。
この鐘は正式名称を「梵鐘(ぼんしょう)」という仏教の仏具で、梵鐘の音には苦しみや悩みを断ち切る力があると言われています。
仏教ではもともと、正月とお盆の年2回ご先祖様を祀る儀式がありました。
それが時代と共にお盆はご先祖様のお参り、お正月は年神様のお参りという形に変化し、大晦日に除夜の鐘をつく儀式が風習として受け継がれていると言われています。
「除夜」とは大晦日の夜を指す言葉でもあります。
梵鐘自体は、普段から朝夕の時報や法要の開始の合図として鳴らしています。
通常は修行を積んだ僧侶が鳴らすものなのですが、大晦日の除夜の鐘には一般の方にとっても「苦しみや煩悩を断ち切る」「ご利益を受けることができる」と言われているため、年末の儀式として広まったと考えられます。
除夜の鐘をつく回数「108回」は有名ですが、その理由にはいくつかの説があります。
●人間の煩悩の数
一番有名な説は、人間の108個の煩悩を払うためという説です。
怒りや苦しみ、欲望などを取り払い、新しい気持ちで新年を迎えるというものです。
●1年を表す数
月の数(12)と、1年を24の季節に分ける二十四節気(にじゅうしせっき)の24、1年を72の季節に分ける七十二候(しちじゅうにこう)の72を足した108という説もあります。
 ●四苦八苦を表す数
もともと四苦八苦とは仏教用語で「避けることのできない苦しみ」という意味があります。
四苦(4×9)+八苦(8×9)で36+72=108となり、四苦八苦を取り払うために除夜の鐘をつくという説もあります。
いずれにしても除夜の鐘をつく理由は、今年一年の苦しみや悩みを取り去り、新しい晴れやかな気持ちで新年を迎えるという意味に変わりはありません
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