今日は12月26日☃️
『ちょこっと雑学』
[[みかんの皮をむくと白い筋がありますが何?]]
みかんは木になっており、葉や土から吸収した栄養分は枝を通して実へ運ばれます。
みかんの構造は、オレンジ色の外皮の部分(フラベド)と白い内側の部分の中果皮(アルベド)、果心という実の真ん中の芯の部分、可食部分である一つ一つの房は、瓤嚢(じょうのう:果肉を包んでいる薄皮)と砂瓤(さじょう:果肉)でできています。
瓤嚢の表面には、網の目のような白い筋の維管束があります。
果心から円状に瓤嚢が連なり、そのまわりを維管束で囲んでいます。
維管束は砂瓤中のどの粒も必ずつながっているので、果心側からも維管束側からもまんべんなく栄養分や水分を補給し、砂瓤に蓄えることができます。
この維管束には、豊富な食物繊維と「ヘスペリジン(ビタミンP)」が豊富に含まれています。
ヘスペリジンは果肉部分よりも、皮や筋、袋に多く含まれ、皮を乾燥させたものは、漢方の生薬・陳皮になります。
昔の人は、経験からうんしゅうみかんの薬効に気付いていました。
干したみかんの皮を風呂に入れて温まったり、みかんの皮を砂糖と煮て、風邪予防に役立てたりと、日常生活で健康のために役立ててきました。
今年が始まって360日目。
今年は残り5日です。