今日は9月10日🎑
『ちょこっと雑学』
[[ 盆の窪(くぼ)ってどこ?]]
うなじの中央の窪みが盆の窪。 現代口語では死語になった感があるが、時代小説の描写ではよく見うけられる。 たとえば、平岩弓 の傑作捕物帖 「御宿かわせみ』に出てくる岡っ引の長助は「ぼんの くぼに手を当て」るのが癖で、その描写が随所に織り込まれていた。 うなじ本体は「うなずく」( うなじを上下して同意を示す)、「うな だれる」( うなじを垂れる)など、様々な言葉の語源になっているが、 「盆の窪」は現代まで生き残っている用例はない。 唯一、「自分の盆 は見えぬ」ということわざぐらい。 「他人のことよりも自分の ことの方が分からないもの」という意味だ。 それほどなじみのない。 自分では絶対に見えないパーツということなんだろう。
今年が始まって252日目。
今年は残り113日です。