前回に引き続き、『ストレスをこなすこと』について、ふれてみたいとおもいます。


中井先生は、結婚、離婚、引っ越し、昇進など嫌なことも嬉しいこともストレスにつながる、として、どのようなことを大事にしたら良いと書いておられるのか。

それは、


『ストレスの間隔が重要である』


と示されています。

どういう事なのでしょう。

ボクサーに喩えられて、


『パンチをくらって、姿勢を立て直さない間に次のパンチがくると、ダウンしやすいでしょう。それと同じように、事件と事件の間隔が狭いと打撃が急に大きくなります。』


人が亡くなると、生計、税金、相続、家族の移動や離散…

離婚したら、別れだけでなく、ひっこしや財産分与、子どもの問題…


まさに連続して強烈なパンチがくる状態ですガーン


なので

『間をあくほうがいいのです。』

と中井先生は勧められています。


「3日、1週間、30日から40日、90日から100日、一年、三年」


中井先生が目安として挙げられてます。


また1日にも節目があるようで、

『12分と15分』

…これは12分なら待てるが、15分たつとイライラする…


『40分』

…生理的に深い周期。いわゆる集中ができる範囲のようです。


『2時間』

…睡眠は2時間おきにあさくなり、目が覚めているときも、2時間ごとに心身が緩む。


ほかにもいろいろな例がありますので、またちくま学芸文庫『精神科医がものを書くとき』を読んでください!


中井先生は、この『ストレスをこなすこと』の項の最後にこう書いておられます。


『私が働く人にぜひ告げたいことを書いてみました。40分以内に読んでくださっただろうと期待します。』


ニコニコ飛び出すハート


私が思うに、焦ってるときほど待てないんですよね。

あとチャンス!と思うときも、即手を出して失敗することも…ガーン


良い事も悪いこともストレスになるとすると、やはり『間をあける』ことは大切なのかもしれないとあらためて考えるようになりました。


『待つこと』は楽しいことなのかもしれませんね照れ