天というものは、おおざっぱのようでいて、何も見逃さない! | マメ…私の生きる道

天というものは、おおざっぱのようでいて、何も見逃さない!

天というものは、おおざっぱのようでいて、何も見逃さない。
天網は恢恢、疎にして失わず
答えが見えないと、人は不安を覚えます。
そして、頑張っても無駄なのだろうか?と考えてみたり、自分は間違っているのだろうか?と悩んでしまうのです。
しかし、あるがままの心でみれば、答えはすぐそこにあることがわかります。
「天の道は戦わずして善く勝ち、言わずして善く応じ、招かずして自ら来たり、せんとして善く謀る」
今は見えなくとも、あるがままの心で進む限り、やがて約束の場所に辿り着きます。
何もしてないようで、全てに目配りをきかせているのが、天の運び方。
全てが理不尽だなぁと思ったり、自分だけ貧乏くじを引いてしまったと感じる時こそ、人生は帳尻があうように出来ていると考えましょう。
ズルをしても、真っ当に生きても、人は帳尻をどこかで合わせることになります。
今、損をしていても、気にすることはないのです。

この度、愛娘由華の初個展を開催して思ったことです。
次男靖浩が、末っ子が、大好きなお姉ちゃんへ1月22日、37歳の誕生日プレゼントとしてプロデュースした初個展。
娘は、双極性障害、パニック障害と10年闘って来ました。
私達が初個展の事を知ったのはFBでした。
娘がどんなプレッシャーに苛まれているか?
想像出来た私達は、連絡することを我慢しました。
それは、娘の性格もよく知っていますし、そうでもしなければ、お姉ちゃんはせっかくの才能を開花させないままに時が過ぎると、靖浩が考える性格だとも知っていたから。
私達夫婦は、40数年前東京で暮らしていましたが、今では連絡出来る友人や知人は、数えるほどで。
夫婦して行ってやるしか出来ないなんて、情けないねぇ、辛いねぇ。と、悩んで上京しました。
ですが、初個展が開催されて五日間。
感動、感謝の毎日でした。
夫は、成蹊大学の友人に久しぶりに手紙を書きました。
すると、花の盛り籠をいち早く送って下さり、そして、夫に会いに、夫が愛する娘の絵を見に来てくれました。
嬉しかったなぁ
夫の嬉しそうな顔が見れて、懐かしく、楽しく話す時間を見れて嬉しかったなぁ
私も、親友や親戚が駆け付けてくれて嬉しかったなぁ
感謝だなぁ(涙)
靖浩の立ち上げた、一人ミュージカルの俳優さんが、お手伝いもして下さり、多忙な中、一人ミュージカルを演じて頂いて、有り難かったなぁ
五日間中、四日間素晴らしいミュージカルを演じて頂いて。演奏をして頂いて有難い思いでいっぱいです。
次男の作曲で、自分の演じる以外はピアノを弾いてくれた。
なんだろう?不思議な宇宙の空間の中のような?また味わいが違い、感動しました。
感謝です!
我が子達もそうだが、夢を追い続けるって、容易なことではない。
アルバイトして、レッスン料を払い、オーディションを受け続け、その繰り返しだったりもする。
自分のことでいっぱいいっぱいな筈なのに、、、人に優しく出来る。
その優しさ、一生忘れられない。
娘のツイッターのフォロワーの皆様が来て下さった。
娘と同じ病気の方も多い。
娘を知ってるから分かるが、人に会うことも、乗り物に乗る事も無理なのだ。
なのに、娘に会いに、娘の絵を見に来て下さった。
その気持ちを察するだけで、涙止まらなかった。化粧室で号泣した。
久しぶりに、人間やってて良かったと思えた。
他にも、小浜島で働いた時の友人、幼なじみ、娘の旦那様の会社の方々、旦那様のご両親、そして、美大の恩師。
娘は、夜も感謝の涙を流し、周りも貰い泣きした。
靖浩もそうだが、お金持ちでもなく、名声があるわけでもないのに、家族のため、友人のため、愛する人のためにやるからこそ、それが本当の優しさだと、分かる人は分かるのだ。
天というものは、おおざっぱなようでて、何も見逃さない

最近よくこの言葉が頭に浮かびます。

何度も苦しい思いもしましたが、そのおかげで幸せな思いも幾度となく味わいました。

今の苦しみは、この次にくる幸せを、より味わえるための試練だと自分に言い聞かせて来ました。
現代は、良いところもたくさんありますから、好奇心旺盛に味わいたいと思います。
が、反面、人としての心、人に対しての恩義が失われようとしているのではないか?と、考えさせられる事があります。
自分が正しいと思えば人を傷つけてしまう。
傷つけられた人は、また悪の気持ちを抱いてしまう。
人生は有限なのに、そんな時間は勿体無いと思うのです。
人を羨むことも、妬むこともなく、自分の人生を大切に感謝を忘れず生きていければ、幸せ者だと思います。
其れを信じて生きた人にだけ見える世界が必ずあるのです。
私はもう直ぐ61歳に、夫は、今年67歳になります。
人生の最終章をどう生きるべきか?
この度の初個展で少し見えて来たような気がします。


皆さまへ心からの感謝を送ります。



ありがとう