*市丸隊長の思考*〔ギンイヅ〕
「いやぁ藍染はんに雛森ちゃんやなぃの」
ゆらりと狐みたいに現れた男性は、五番隊の羽織を羽織った人柄が良さそうな男性と五番隊隊章を左腕につけたお団子頭の小柄な女性に声をかけた
「なんだ市丸か」
この男性は五番隊隊長藍染惣右助
人柄が良く他の隊長からの信頼も厚い
かつて市丸は雛森が入隊してくる前の五番隊副隊長だった
「あっ市丸隊長こんにちは」
小柄な女性は五番隊副隊長雛森桃
霊術院生の魂送実習で巨大虚に襲われるが、当時五番隊隊長藍染と五番隊副隊長市丸に助けられ、それから藍染に憧れ更なる高みを目指し、道を歩んだ結果努力の末五番隊副隊長に就任
「なんやデートかいな??雛森ちゃん」
市丸はからかうように雛森に言った
「市丸??」
藍染がギンのちょっかいを遮るように言う
「ひゃぁ怖い怖い」
ギンはそう言うと隊舎へ帰った
〔どこの隊も隊長と副隊長は仲良いんやね…〕
ギンはいつもそう考える
僕はイヅルに好まれとるンやろか
嫌われとるんやろか
「…確かめてみよか」
市丸隊長、何かを企んでるようです
続く
ゆらりと狐みたいに現れた男性は、五番隊の羽織を羽織った人柄が良さそうな男性と五番隊隊章を左腕につけたお団子頭の小柄な女性に声をかけた
「なんだ市丸か」
この男性は五番隊隊長藍染惣右助
人柄が良く他の隊長からの信頼も厚い
かつて市丸は雛森が入隊してくる前の五番隊副隊長だった
「あっ市丸隊長こんにちは」
小柄な女性は五番隊副隊長雛森桃
霊術院生の魂送実習で巨大虚に襲われるが、当時五番隊隊長藍染と五番隊副隊長市丸に助けられ、それから藍染に憧れ更なる高みを目指し、道を歩んだ結果努力の末五番隊副隊長に就任
「なんやデートかいな??雛森ちゃん」
市丸はからかうように雛森に言った
「市丸??」
藍染がギンのちょっかいを遮るように言う
「ひゃぁ怖い怖い」
ギンはそう言うと隊舎へ帰った
〔どこの隊も隊長と副隊長は仲良いんやね…〕
ギンはいつもそう考える
僕はイヅルに好まれとるンやろか
嫌われとるんやろか
「…確かめてみよか」
市丸隊長、何かを企んでるようです
続く
ある日の日常~三番隊~
「市丸隊長ーーーー!!」
三番隊隊舎がある一声で響き渡る
おどつきながらも懸命に走り
ある人を探し回っている
「なんでこう居なくなるかな…」
彼は三番隊副隊長吉良イヅル
唐突に消え去る隊長市丸ギンの副官
イヅルは願っても無い目標の市丸ギンの副官となり一月立つが相変わらずギンの神出鬼没に手を焼いている
「裏の柿畑かな…」
ギンの趣味で三番隊隊舎の裏に柿の木が植えられている
ギンはその柿から自分の大好物の干し柿を作る
イヅルは手伝うが食べない
何故ならイヅルは干し柿が嫌いだからだ
「……やっぱり…」
裏の柿畑を見るとギンが側の縁側で呑気に干し柿と茶を楽しんでいた
「ありゃぁ見つかってしもた。流石イヅルやなぁ」
張り付けたような笑みで笑う三番隊隊長
「当たり前です…仕事はちゃんとやって下さい」
その笑みにさらなる笑みで反抗する三番隊副隊長
「わかったから、そなぃ怒らんといて」
やれやれと溜め息をつき
「まったく…」
この勝負今日は副隊長の勝ちのよう
今日も副隊長は市丸隊長を探しに行きます。
…続く
三番隊隊舎がある一声で響き渡る
おどつきながらも懸命に走り
ある人を探し回っている
「なんでこう居なくなるかな…」
彼は三番隊副隊長吉良イヅル
唐突に消え去る隊長市丸ギンの副官
イヅルは願っても無い目標の市丸ギンの副官となり一月立つが相変わらずギンの神出鬼没に手を焼いている
「裏の柿畑かな…」
ギンの趣味で三番隊隊舎の裏に柿の木が植えられている
ギンはその柿から自分の大好物の干し柿を作る
イヅルは手伝うが食べない
何故ならイヅルは干し柿が嫌いだからだ
「……やっぱり…」
裏の柿畑を見るとギンが側の縁側で呑気に干し柿と茶を楽しんでいた
「ありゃぁ見つかってしもた。流石イヅルやなぁ」
張り付けたような笑みで笑う三番隊隊長
「当たり前です…仕事はちゃんとやって下さい」
その笑みにさらなる笑みで反抗する三番隊副隊長
「わかったから、そなぃ怒らんといて」
やれやれと溜め息をつき
「まったく…」
この勝負今日は副隊長の勝ちのよう
今日も副隊長は市丸隊長を探しに行きます。
…続く