今日の内容はF社の階層別教育の2回目
テーマは前回に引き続き、ドラッカーの「マネジメント論」から学ぶ【Ⅱ】です。
1)「知識労働者」の自己マネジメント
知識労働者は「エグゼクティブ」である。
「エグゼクティブ」とは直訳するなら「自ら意思決定し実行する人」。
組織の成果に対して何らかの責任をもつ人のことを「エグゼクティブ」と呼ぶ。
組織やチームの目的から、自らの目的を決めて実行する知識労働者も
「エグゼクティブ」なのだ。
2)教育に参加している人は全員「知識労働者」であった。
上記を説明した後、参加者に『皆さんは「知識労働者」ですか?』 と質問。
すると、全員が『「知識労働者」に相違ありません。』とのこと。
前回の講演では、F社では知識社会はまだ先の話と思っていた参加者は、
全員が、われわれこそが「知識労働者」であるとの自覚ができた。
3)「エグゼクティブ」とは誰か?
3人の石工の中で「エグゼクティブ」な石工が1人いる。それは誰でしょう?
❶ 第1の石工 : 私はこれで食べている
❷ 第2の石工 : 私は国中で一番上手な石切りをしている
❸ 第3の石工 : 私は教会を建てている
組織の成果に対して何らかの責任を持つ人、それが「エグゼクティブ」である。
組織の成果に従って自分の責任を規定している第3の石工は「エグゼクティブ」
である。 知識労働者は第3の石工であれ。
4)フィードバック分析
Plan(計画) ⇒Do(実行)⇒Check(評価)⇒Act(改善)
PDCAサイクルはアメリカの統計数学者エドワーズ・デミング博士が
最初に言い出したことは、言うまでもない。
5)目標と自己管理によるマネジメント
Check(評価) ❶期間中に行った優れた仕事は何か
❷一生懸命やった仕事は何か
❸お粗末な仕事や失敗した仕事は何か
これらについて、所期の成果と実績とを比較する。
するとギャップがあきらかになるはずだ。
そうしたら、このギャップを解消すべく、さらに次の3つについて考える。
Act(改善) ❶集中すべきことは何か
❷改善すべきことは何か
❸勉強すべきことは何か
この集中・改善・勉強について考えることで、次のあらたな目標が設定できる。
6)目標管理は「エグゼクティブ」が自発的に実行すべきもの
目標管理は、組織の成果に対して責任を持つエグゼクティブが、
自発的に実行すべきもの。
これを企業の制度として運用する場合、まず企業のメンバーが
自分自身をエグゼクティブとしてとらえなければならない。
この点が欠落したまま実行しても、それはドラッカーが提唱した
目標管理とは似て非なるものにならざるを得ない。
7)出席者の感想より
今回の講習会の最後に参加者の意見を聞いた。
Aさん:いままでやらされ感があった、これからは自らが企画し、
改善の成果を上司及び社長に報告し、社会に貢献していきたい。
Bさん:時間管理のマトリックスを聞いて「目からウロコ」が落ちました。
いままで、もやもやしていた仕事のやり方、重点思考の考え方が
分かりました。
Cさん:イノベーションの考え方は難しいと思いました。
しかし、話を聞いていると今やろうとしている改善のテーマがまさに
イノベーションであることが分かりました。
私も知識労働者の中間に入ることが出来幸せです。
これからも頑張ります。
8)次回予告
次回は、出席者の感想にもあった「時間管理のマトリックス」や
「イノベーション」について考えてみたいと思います。