(1)是正処置の意図を理解する


是正処置とは発見された不適合の原因を

除去する処置をとること。


ここで注意すべきは、不適合を除去するのは

暫定処置で、原因を除去する処置がポイント。


2)現象と原因の区別


現象:目で見て確認できるもの

原因:現象の背後に隠れひそんでいるもの


例えば

”不適合製品が適合品置き場に置いてあった”

を原因としている例があるが、これは現象であり、

”なぜ、適合品置き場に置いてあったか”について

原因を追究する必要がある。


3)「真の原因」追究


事例1:部品の挿入ミスが発見されたので

これについて原因を追究した。


不適合の内容:A作業者の作業手順が作業

標準書と相違していた。


原因:A作業者が作業標準書を守らなかった。


対策:A作業者への教育を行った。


事例1の解説

これでは真の原因を追及したとは考えられない。

なぜなら、”A作業者が作業標準を守らなかった”

ことは、現象にほかならないからである。


したがって、”なぜ、A作業者が作業標準書を守ら

なかったか”について原因を追及する必要がある。


追究の方法は”なぜ5回”の考え方で追究する。


現象:A作業者の作業手順が作業標準書と相違

    していた。

           ↓ なぜ

現象:A作業者が作業標準を守らなかった。

           ↓ なぜ

現象:A作業者が作業標準書に変更があった

ことをしらなかった。

           ↓ なぜ

現象:標準説明会に欠席していたので知らな

かった

           ↓ なぜ

真の原因:欠席者のフォローを行う仕組みが

なかった

           ↑

具体的な対策が策定できる


4)結論


真の原因とは、現象の背後に隠れひそんで

いるもので、”ルールや仕組み”の欠如、不明

確などと表現していれば、真の原因追究まで

落としこまれていると判断できる。







今年のテーマはQMS 能力実証型審査~真の有効活用を求めて


WG1の事例1:タクシー会社の場合

     事例2:製造業 プリンター製造の場合

     双方の事例は大変参考になりました。


コンサルタントの立場から真の有効活用を考えると、内部監査員の

力量アップに、この考え方が活用できるのではないかと思います。


有すべきQMS能力像を描く方法としては

  1.製品を定義する

  2.顧客を定義する

  3.製品要求事項を明確にする

  4.必要なQMS要素と注目すべきQMS要素の明確化

  5.注目すべきQMS要素を中心に、有効に機能している

    QMS能力像を描く


「顧客を定義する」

・・・これは、ドラッカーの「マネジメント論」で出てくる課題で、

最近話題になっている「もしドラ」では「顧客は誰か」でみなみが

悩み、最終的には顧客は野球部であり、野球部のファンであり、

先生であり、父兄であり、全ての野球ファンが顧客でしたね。


又、「QMS能力像を描く」

・・・これはJIS Q 9005 「質マネジメントシステムー持続可能な

成長の指針」を思い浮かべました。

特に6.5.1 「組織能力像の明確化」は、WG1の取り組んでいる

プロセスの基本的な根幹であると思われます。


組織能力像の明確化にあたっての手順としては

  1.組織の製品・サービス群を列挙する(現状把握です)

  2.顧客が製品・サービスのどのような側面を認めて購入する

    のかを分析し、提供すべき顧客価値を明らかにする

  3.それらの価値を提供するために組織が持つべき、技術、

    マネジメント、人、設備、財務、情報技術、知識などに

    かかわる能力を列挙する

  4.組織の強み・弱みを考慮した事業成功のシナリオを考慮し、

    競争優位要因及び事業成功要因の視点から組織能力像を

    特定する。


組織の5年、10年後のあるべき組織像を描き、そこに向かって

改善の機会を得る、そんな審査のあり方が必要だと思います。


組織としては、自らが自主的に内部監査で上記の手順で監視

できたら改善のスピードは増し、有効活用に繋がるのではない

でしょうか。









今回はF社の階層別教育についてお知らせします。


テーマ: 「コミュニケーション能力向上」

講師:ISOコンサルティング相談所 代表 三村裕俊


【学習のポイント】


1)「聴く力」:傾聴と主張のバランスを取りながら、効果的

  に意思疎通を図る

2)「かかわる力」:主張の調整をし、調和を保つ

 

3)「表現する力」:プレゼンテーションの技術を身に付ける


4)「集約する力」:指定の書籍から感想文を作成し、集約

 する力を養う


【目次】


はじめに     コミュニケーションとは    

           演習0 チェックリスト


傾聴する姿勢  傾聴することは良い人間関係を作る基礎  

           となる  

           演習1 ショートスピーチ(3分)


双方向のコミュニケーション

           相手の意見を受け入れ、総合的に理解し

           た上で、意見交換を行う

           演習2 双方向の円滑なコミュニケーション(5分)


自由課題によるスピーチ 

           各自の自由な課題によるスピーチ(7分)

           ストーリとして起・承・転・結が出来ている

           かを確認する


【指定の書籍】


今回の指定書籍は「もし高校野球の女子マネージャーが

ドラッカーの『マネジメント』を読んだら」


【感想文から】


ドラッカーのマネジメントを読んだのは初めて、という方が

ほとんどで、マネジメントの本質を理解し、各自の置かれて

いる環境に反映し、活用しようとする姿勢が伺われた。


特に「真摯さ」について、真摯さとは真面目でひた向きな様、

真面目に熱心に取り組むこと、ものごとにまっすぐに向きあい、

誠実に取り組むこと。


この言葉を見たときに、参加者自身が仕事に対して、真面目

に取り組みたいこと、こだわりを持っていることを真剣に考える

良い機会となったようです。


【まとめ】


今回のセミナーのテーマである、傾聴する姿勢については、

仕事に上だけでなく、家庭においても、十分活用できることが

分かった。


部下への傾聴する姿勢、家庭の中では、奥さんや子供たちに

対して、従来の方法とは違った視点で、対応することで、確実に

成果につながることを参加者全員が学んだ。


Y社のマネジメントレビューに立ち会ってきました。


Y社の品質マネジメントシステムの特徴は、ISO9001

規格要求事項の枠に捉われていない点です。


例えば、インプット情報に、電気使用量の削減や、コスト

低減活動報告、5S活動報告などを含めて、その達成の

程度を社長に報告し、指示を仰いでいます。

まるで、環境マネジメントシステムのようです。


福島原子力発電の停止に伴い、電気エネルギーの供給

不足が問題になっている最中、この夏の電気使用量15%

削減という行政指導のもと、社会環境の変化を先取りした、

大変有意義なレビューだと思います。


予防処置報告書が5件ほど出ていました。

5件伴、リスク発生の未然防止がテーマとなっています。


予防処置には下記4つの原則があり、幅広い視野での改善

が必要であると考えます。


1)リスク発生を未然防止する

2)ヒューマンエラー防止対策を推進する

3)プロセスの能力を高める

4)変化点への対応を行なう


データの分析は、データそのものは存在するが、活用が

不十分であり、「分析力」に問題があるように思いました。


このデータから何が言えるのか? 何が見えるのか?

どの活動が効果をもたらしているのか?・・・等々

所属長の所見欄の内容を、見直す必要があります。


最後に、次回のマネジメントレビューでは、ペーパーレスを

目指して計画し、コスト低減活動に貢献する旨、社長から

指示がありました。



5月11日に東京ビックサイト、エコ展示会に行って来ました。

規模は東京ドームの5.5倍で、当然1日では見切れませんので、

下記のテーマに絞って、1日で情報収集することにしました。


1)エコオフィス/エコ工場

今回印象に残ったのは、電気量を削減したLED電球や壁面緑化

システム及び省電力・気化放熱式スポットエアコン等々です。


また、J社のビューボードは環境に配慮した提案で、学校や幼稚園、

あるいは企業の会議室の壁材料としては大変魅力的な商品である

と感じました。


東北関東大震災の影響もあり、階段非難車や緊急トイレ等の防災

をテーマにした商品が多く出品されていたのが今回の特徴だと

思います。


2)情報セキュリティEXPO春、スマートフォン&モバイルEXPO

こちらの棟は人が多く、まっすぐに歩くことができないぐらいに混雑し

ていました。


変化するビジネス環境の対応と、事業目標達成に向けた成功の

シナリオのヒントが、各商品から読み取れます。


そんな中、人だかりの多いいブースで翻訳ソフトのプレゼンを聞き、

最後にビンゴゲームをしました。


そのビンゴゲームで、な!なんと3番目に ”ビンゴ”・・・

景品として約10万円相当の翻訳ソフトを頂きました。

このソフトどのよに活用していこうか・・・?


3)設計開発サービス、コンサルティング

このテーマは、小生の専門分野ですので大変興味深く見てきました。


特に、「開発組織、開発プロセスの陳腐化を防ぐ変化への気付き」

については、ソフトウエアーの開発スピードに、管理責任者や経営者

の専門知識追従ができない現実を今後どのように解決していくのか?


この問題は、「組織」の時代から「個」の時代に変革していることを

意味していると思います。


個人のスキルが高くなった「知識労働者社会」では、それに見合った、

個とチームが相互のコミュニケーションを行えるように組織を変えて

いく必要性を痛感しました。


すなわち、マネジメントは「個」自らが行うことになるのです。