例年、長期休暇の後には若者の自死が増えるという。
参考↓
「9月1日問題」は随分以前から「不登校問題」との関連で言われてきた。
確かにその要因は強いかもしれないが、子どもや若者が死にたくなるのはそれほど単純ではない。
昨日のブログに書いた「不登校生動画甲子園2025」の最優秀作品では、
「逃げていいんだよ」というメッセージを伝えたかったという。
死にたくなるような場所からは逃げることが大切だ。
あるいは、命の危険を感じたなら迷わず逃げるのは当然だ。
それが学校であるなら迷わず逃げよう。
しかし、家庭が死にたくなるような場ならば深刻だ。
家庭は安心して逃げ込める場所であってほしいと願います。
そしてもう一つ、思春期は自分の理想と現実が乖離することばかりなので、自己嫌悪にもなりやすい。
真面目で優しい気質を持ち、人の期待に応えようとする子ほど、そうなりやすいと思う。
失敗すると「自分がダメだから」と思いやすく、ひいては自分がみんなを困らせたり迷惑をかけていると思いやすい。
失敗を推奨するわけではないけれど、失敗こそ成長の母なのだが、子ども時代はそんなことわからない。
最後には「自分がいない方がみんな幸せになる」なんてことすら思ってしまう。
どうぞ、そんな心境ではずみで自死など選ばないでほしい。
苦しい時にはその気持ちを押し殺さずに誰かに話してほしい。
聞いた人は「そんなことくらいで」なんて軽く扱わないでほしい。
真面目で頑張り屋で優しい子たちがこの世から去ることがないようにと、心から願います。