たまには絵本を開いて心を柔らかくしたり、違う世界を歩いてみませんか?

 

 

「サカサかぞくのだんながなんだ」
作・絵: 宮西 達也 ほるぷ出版


《内容紹介》
原始時代の大家族。「さああさ」、「パパ」は「けさのさけ」を飲む。
「ママ」はそれに怒って、「だんながなんだ」と家を「るすにする」……。
ママの家出から、すてきなハッピーエンドまで、おかしな回文でいっぱいの絵本!
 うえから読んでもしたから読んでも楽しいよ!


回文だけでの絵本なんて初めて見た!
なるほど、なるほど…、回文でこれだけの物語をつくれるなんて宮西さんすごい!
彼の絵本は、絵はさほど好きなわけではないけれど、内容はとても愛に溢れていて大好き。

 

「なんみんってよばないで。」
作: ケイト・ミルナー/訳: 小寺 敦子/出版社: 合同出版



「このまちをでていかなくてはならないの」とお母さんがいいました。
そうなったら、あなたはどうしますか。

何を持って、だれに別れを告げて、どんなふうに移動していくのか。
安全に暮らせなくなった故郷を去り、難民として逃れる親子の物語。
遠く逃れた先でもなくしたくないものとは何か、ぜひ大切な人と一緒に見つけてください。

小学校低学年から読める、社会問題を知るための入門絵本。
難民支援協会推薦!


日本は、難民認定がとても少ない国だという。
日本の難民認定はなぜ少ないか?-制度面の課題から (難民支援協会HP) 
そのせいもあってか、私は今までに「難民」の人と出会ったことがない。
だから、難民についてのニュース報道があってもどこか他人事になってしまう。
きっとそれは私だけのことではなく、大多数の日本に暮らす庶民の感覚だろう。
この絵本は、親子で読んで世界の難民の人達のことを考える良いきっかけになると思う。
いやいや、できれば学校などで授業で取り上げてほしい。
そして、世界でどのような国で難民が生まれるのかということと同時に、
一人一人にとって何が一番大切なことやものなのかも考えてみたいと思った。