チルドレン | じらをのブログ〜A.B.C-Z応援中〜

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A.B.C-Zを応援したくて始めました。なにしろ初めてなので、色々試行錯誤でやって行こうと思います。
いい年したおばさんですがよろしくお願いします!



こんにちは!

今回は本の話です。

「チルドレン」伊坂幸太郎著
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紹介文ではー

「俺たちは奇跡を起こすんだ」独自の正義感を持ち、いつも周囲を自分のペースに引き込むが、なぜか憎めない男・陣内。彼を中心に起こる不思議な事件の数々ー。

となってます。


2005年の本屋大賞5位の作品です。

10年前か~!
ちょっとファニーで心温まる連作短編の傑作。という触れ込みですがまさにその通り!


感覚としては「砂漠」に似てるかな…?




「バンク」「チルドレン」「レトリバー」「チルドレンⅡ」「イン」5編の短編小説が ”陣内” を取り巻くそれぞれ別の人物の視点から描かれてます。

「バンク」「レトリバー」「イン」は陣内の大学時代、「チルドレン」「チルドレンⅡ」は社会人になってからの陣内が描かれてます。

陣内の職業っていうのが家裁調査官というお仕事で、これがチルドレンに奇跡?を起こすんです。
奇跡というか化学反応というか?
最終的な結果までは描かれていないけれど、良い方向に向かうであろう予感を感じさせてくれます。

最終話は陣内に起こる奇跡なのかな?奇跡??陣内にとってはこの後あの事件が起こるはず…という兆しだけ見せて終わってます。

親子の関係って近過ぎて難しい。甘えや期待や愛情やなんやかんやごちゃ混ぜになってる関係だからなぁ…。


リアリティはないけど読後感はいいです。
あー面白かった‼︎