○女子専門学校☆野球部編☆9-8 | 文才がない奴の息抜き☆

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オリジナルBL小説書き始めました^^
更新は平日にします。
祝日、土、日はブログネタとかを更新してると思います。

津河目線


「おーい舞ちょっといいか?」

「はい」

「聞きてーことがあるんだけど・・・」

「内容によっては答えられないのもあるかもしれませんがいいですよ」

「えーと、何で男体化の薬を作ったんだ?」

「あぁ、そのことですか」


先輩にも言ってるんだしたぶん俺にも言ってくれるよな。

それに紅善のことだし聞いてくるのを分かってたって可能性もあるしな。


「で、答えてくれんのか?」

「いいですよ」

「よし!」


あ、そういえばけっこう深刻な理由だったんだっけ・・・

あんまおちゃらけないほうがいいよな。


「あれは私が小学1年の頃でした・・・」

「早っ」


小1で作るとか絶対普通じゃねぇだろ。


「その頃にはもうわたしは徹への恋は報われないものだと分かっていました」

「小1でね・・・」

「だから私は諦められる方法を探しました・・・」

「その方法が男体化の薬か?」

「はい・・・」


んーなんで男体化の薬が諦める方法になるんだ?


「私はまだその時男同士の恋愛なんて異常なものと思っていました・・・」

「・・・」

「だから自分が男として生きていけばいつか諦めがつくんじゃないかと思っていました・・・」

「え、そんなこと無理じゃね?」

「そうです、でも・・・その時の私はそんなことも分からないほど焦ってたんです」

「焦ってた何で?」


別に焦る必要なんてないはず。

諦めないといけないのに時間制限があるわけでもないのに・・・


「その頃にはもう徹にはたくさんの婚約申し込みがきてたんです」

「え・・・」

「だから早く諦めないと自分が傷つくって分かってたから・・・まぁ結局諦められなくて傷ついたけど・・・」

「紅善・・・」


紅善はけっこう前から苦しんでたんだな。

あんま聞かないほうがよかったよなこのこと・・・


「津河先輩1つ疑問に思ってることあるでしょ?」

「え?」

「昔は男同士の恋愛なんて異常だと思ってたのに今は男同士の恋愛が好きってところ」

「あぁ・・・確かに・・・」

「それはね実際そんな奴らがいて見てみたのそしたら普通の恋愛とまったく変わらないものだった・・・ただ同姓というだけ・・・」

「・・・」

「私それを見て思ったの・・・全然異常なんかじゃないって普通なんだって、だって相手を思う気持ちは同じなんだって分かったから」

「紅善・・・」


紅善て小1の頃からそこまで考えられるなんてな。

さすがだな。


「もう、聞きたいことはないですか?」

「あぁ・・・なんか悪いな」

「何がですか?」

「嫌なこと思い出させちまったみたいでよ・・・」

「別にいいですよ・・・今と昔の私は違うんですから気にしてません」

「ふっお前らしい」


そうだよな、今と昔は違うよな・・・

紅善はホントに強いな。


9-8終わり


9話終了