中絶の記録になります。
閲覧は自己責任でお願いします。




前回までのお話下矢印






出産した次の日。



朝から息子と同室。

とにかくかわいい看板持ち

写真撮ったりして旦那と親バカ発揮しました。笑




その後、10時ごろ診察。

母乳を止める薬と、子宮収縮剤を服薬。


出血量も多く、元々貧血もあったので、

鉄剤も処方されました。



個人的にはめまいとか

全然症状を感じてなかったけど

看護師さんとかには心配されてました。



血圧も低かったけど

本当に体の変化がなかったです。



良くも悪くもこれが

デフォルトなんだと思います魂が抜ける




子宮の戻りも問題なしとのことで、

12時ごろに退院。




面会の方が増えてくる時間帯だったので

正面玄関ではなく裏口から退院。



そうだよね。

棺、持ってるもんね。。



なんとなく悲しくなりました。



入院費は約43万円でした。



出産一時金で支払える範囲内だったので

安心しました。



人工中絶だったので、

任意保険は使えませんでした。

なんだかなあ、、と思いましたが

結局選んだのは自分だもんね。

と、思うしかありませんでした。つら。




帰宅後、火葬まで3日ほどあったので

保冷剤で冷やして一緒に過ごしました。



火葬は役所へ死産届提出した際、

一緒に予約を取りました。

葬式などはせずに、火葬のみだったので、葬儀会社は使いませんでした。

火葬費用は、市民であれば無料でした。




ほんとにね、時間が経てば経つほど

かわいいって気持ちが大きくなって

離れたくなくなるんですよ。


ずっとかわいいねって言ってました。


夜も寝るまで顔を眺めて

旦那と3人で川の字で寝たりして

できるだけずっと一緒に過ごしました。




しかし、次の日。


出産してからずっと泣かなかったですが

突然、涙が止まらなくなりました。



泣かない、動かない我が子を見て

ようやく亡くなってるという事実に

直面した感じでした。



あー、もう本当に最後なんだな。

こんなにかわいいのに。

もっと一緒にいたかった。

おむつ変えたりミルクあげたり

できることならやりたかった。


火葬したらどうなっちゃうんだろ。


悲しい。つらい。苦しい。寂しい。




そう思い、泣き続けました。



ただただ、現実から逃げていた。

自分の気持ちに気づかないふりをしてた。

悲しい気持ちに蓋をしてただけだった。



心のどこかではもうわかってたのに。

終わりを痛感して苦しい。



火葬までの時間、

ずっと話しかけて、ずっと撫でていました。



火葬前日の夜は、

棺の中を生花で飾り付けして

母に作ってもらった服を着せて

手紙を書き、棺に入れました。




火葬当日は、すぐに火葬され

お別れの時間もほとんどなく

火葬炉に入っていきました。



この瞬間、心が痛すぎて

本当に苦しくて息が止まるほどでした。

一番辛かったと思います。

心の中でひたすら

ごめんね、ありがとう、愛してる

また会おうねと言っていました。



約1時間後、旦那が呼ばれ

遺骨の確認を行い、斎場の方が

骨壷にお骨を入れてくださいました。



骨は残らないかもしれないと

言われましたが、かなり多く残ってました。



本当に良かったと思いました。



量は骨壷の三分の一程度でしたが、

太ももの骨などは形が残ってたので

存在していたと感じることができました。



寂しくならないように

ちゃんと残ってくれたんだね。



そのあと、自宅へ帰り

手元供養のスペースを作ったりして

ひと段落することができました。




初めての異変から2週間。

こんなにも長いようで短い怒涛の2週間は

人生で初めてでした。


気持ちも身体もしんどくて

気力でここまでやり遂げた感じです。



この2週間、ひたすらネットで検索して

おんなじような症例の記事を

読みあさっていました。


もちろんおんなじような方は

ほとんどいませんでしたし、

それほど稀な症例だったのかもしれません。



やむを得ず中絶を選択した方、

死産を経験した方のブログを見て

心の拠り所にしていました。



自分だけじゃないと思えると

不思議と勇気が湧いたりしました。



中絶の流れや、火葬について、

中絶費用や、入院生活など

不安なことは全てネットで調べてましたが

ヒットするような記事も少なかったので

今回細かく記したつもりです。



このブログが、同じ悩みを抱えている方の

心の拠り所になれれば幸いです。



辛い結末になってしまうかもしれない

でも、ひとりじゃないよって

思ってもらえると嬉しいです。

産まれてくる子はほんとにかわいいから。




今回のことは、私にとって

忘れられない出来事になりました。

これからも息子を思い続けると思います。




中絶の記録はここで

一旦終了になります。




次回からは、体調や今後の妊活について

更新できたらと思います。




読んでくださりありがとうございました。

皆様の赤ちゃんが無事に産まれてきますように。