「フランス落とし」ってご存知ですか?
プロレスの技みたいな言葉ですが、ドアなどに付く部品の名前です。
建築に関する名前には、ホントびっくりするようなものや、分かりづらい名前が沢山。
漢字も難しいものが多いですので、耳で聞いている物が、どんな漢字をかくのか知らなかったり、漢字を読めなかったりします。
でも、それが分かると、何となく建築家になった気分になれるから面白いです。
その中でも、この「フランス落とし」って、いつも良く使っているのに、日本人の30%くらいしか名前を知らないかも?(笑)
良く、親子ドアに使われている、ドアを、上と下で押さえて置くカギの様なもと言えば分かるでしょうか?

なんで「フランス落とし」って言うのか気になって調べました。
色々説を唱える人がいますが、「英語のフラッシュ・ボルトが日本人には聞き取れなくて<フランス落とし>と誤解した」と言う説が有りました。
いやいやこれは無いでしょ。
「ボルト」のどこが「落とし」になるのか、それはいくらなんでも日本人を見損なっていますよ。
もうひとつ「フランス窓についていた金具からそう名前が付けられた」と言うのが有りました。
これいけてるかも。
もともと、日本にも、同じ機能を果たすとびらの部品が有りました。
その名も「猿」(さる)。
そうそう、お寺の大きな山門にも有りますよね。
上についてるのを「あげ猿」下にあるのを「落とし猿」。
ここに「落とし」が出てくるじゃないの。
それをわざわざ「猿」から「フランス」に言い変えるんだから、洋風なものについていたに違いありません。
実際、フランスにある窓って、観音開きのことが多く、パリのアパルトマンに関しては、ほとんど引き違いを見かけません。
フランス窓って言うのは、このアパルトマンに付いている様な窓の事だと思います。
調べると、「17世紀にフランスで作られた、床まである大きな窓」ってありました。
おりしも彼の「太陽王」と異名を取る「ルイ14世」の治世です。
きっとベルサイユ宮殿とかにあったのかな?
「フランス落とし」は、あたりまえですがフランス語ではそう言いません。
「verrou」(ヴェルー)と言います。
いわゆる「閂」(かんぬき)です。
藁に窓用の固定鍵は、「cremone」(クレモン)
鴨居(かもい)と敷居(しきい)に棒が刺さって固定されます。

ノブを回すと、女下に閂が刺さる感じ。
これ素敵なんだけど、どこに売ってるの?
友人に、この窓をフランスから取り寄せた人がいました。
とても大変だったようですが、とてもそんな事をする余裕はありません。
だいたい、窓の規格が日本と全然違いますから。
さて、様々な歴史を重ねて、各国の独特の建材が出来あがっているわけですが、日本の建築も世界的に見ればかなり優秀だと思います。
お金があれば、総ヒノキの純和風のお家も建ててみたい感じ。
で、「猿」を調べて思ったんですが、「鴨居」みたいに部位に動物が付くモノが結構あります。
それ見つけたのがこちら。
「建築視覚勉強会」
動物編
(リンク張ってありますので、クリックで飛べます。)
ここには、他にも建築予後の面白い単語が紹介されているので楽しみながらちょっとお勉強してみては如何でしょうか?
プロレスの技みたいな言葉ですが、ドアなどに付く部品の名前です。
建築に関する名前には、ホントびっくりするようなものや、分かりづらい名前が沢山。
漢字も難しいものが多いですので、耳で聞いている物が、どんな漢字をかくのか知らなかったり、漢字を読めなかったりします。
でも、それが分かると、何となく建築家になった気分になれるから面白いです。
その中でも、この「フランス落とし」って、いつも良く使っているのに、日本人の30%くらいしか名前を知らないかも?(笑)
良く、親子ドアに使われている、ドアを、上と下で押さえて置くカギの様なもと言えば分かるでしょうか?

なんで「フランス落とし」って言うのか気になって調べました。
色々説を唱える人がいますが、「英語のフラッシュ・ボルトが日本人には聞き取れなくて<フランス落とし>と誤解した」と言う説が有りました。
いやいやこれは無いでしょ。
「ボルト」のどこが「落とし」になるのか、それはいくらなんでも日本人を見損なっていますよ。
もうひとつ「フランス窓についていた金具からそう名前が付けられた」と言うのが有りました。
これいけてるかも。
もともと、日本にも、同じ機能を果たすとびらの部品が有りました。
その名も「猿」(さる)。
そうそう、お寺の大きな山門にも有りますよね。
上についてるのを「あげ猿」下にあるのを「落とし猿」。
ここに「落とし」が出てくるじゃないの。
それをわざわざ「猿」から「フランス」に言い変えるんだから、洋風なものについていたに違いありません。
実際、フランスにある窓って、観音開きのことが多く、パリのアパルトマンに関しては、ほとんど引き違いを見かけません。
フランス窓って言うのは、このアパルトマンに付いている様な窓の事だと思います。
調べると、「17世紀にフランスで作られた、床まである大きな窓」ってありました。
おりしも彼の「太陽王」と異名を取る「ルイ14世」の治世です。
きっとベルサイユ宮殿とかにあったのかな?
「フランス落とし」は、あたりまえですがフランス語ではそう言いません。
「verrou」(ヴェルー)と言います。
いわゆる「閂」(かんぬき)です。
藁に窓用の固定鍵は、「cremone」(クレモン)
鴨居(かもい)と敷居(しきい)に棒が刺さって固定されます。

ノブを回すと、女下に閂が刺さる感じ。
これ素敵なんだけど、どこに売ってるの?
友人に、この窓をフランスから取り寄せた人がいました。
とても大変だったようですが、とてもそんな事をする余裕はありません。
だいたい、窓の規格が日本と全然違いますから。
さて、様々な歴史を重ねて、各国の独特の建材が出来あがっているわけですが、日本の建築も世界的に見ればかなり優秀だと思います。
お金があれば、総ヒノキの純和風のお家も建ててみたい感じ。
で、「猿」を調べて思ったんですが、「鴨居」みたいに部位に動物が付くモノが結構あります。
それ見つけたのがこちら。
「建築視覚勉強会」
動物編
(リンク張ってありますので、クリックで飛べます。)
ここには、他にも建築予後の面白い単語が紹介されているので楽しみながらちょっとお勉強してみては如何でしょうか?