先週見たきのこ2「ベニタケ科のきのこ」 | 和田匠平のきのこ日記

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それでは、先週見たきのこの続きを紹介します。

今日はベニタケ科のきのこです。ベニタケ科は種類がすごくたくさんあって、同定が難しいのできのこマニアにも嫌われがちなきのこですが、見た目が美しいので写真映えがします。


まずはベニタケ属の仲間です。

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『クロハツ』 昔は生食すると毒と言われていたのですが、最近は毒きのことなっていますし、猛毒菌のニセクロハツとよく似ているので、食べない方が無難です。


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裏 粗で美しいヒダです。ヒダは傷がつくと、赤変し、その後黒変します。


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『クサハツ』 匂いが臭いため、名前がつきました。「ヘクソキノコ」と言う、地方名もあるみたいです。


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『オキナクサハツ』 傘のひび割れが特長的です。柄に細点があります。


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『アイタケ』 傘がビロード状です。藍色きのこと言う事ですが、どちらかと言うと、緑色です。緑にひび割れた模様と、条線が美しく、写真映えのするきのこです。


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『ニオイコベニタケ』 これも傘がビロード状で、同じ仲間です。カブトムシの匂いがするきのこです。近似種に「ケショウハツ」がありますが、違いはケショウハツは傘がピンクの部分が少なく黄色がまじる、まさに桃の様なきのこで、柄にもピンクを帯びないで、もう少し大型です。このように、傘のほとんどがピンクで、柄もピンク色がまじるのは「ニオイコベニタケ」です。この日、ケショウハツもありましたが、定点の時に撮ったので、撮りませんでした。

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『ムラサキカスリタケ』 これも上2種と同じ中まで、ピロード状です。そして、カブトムシの匂いがします。


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『アカカバイロタケ?』 「アカカバイロタケ」によく似ていますが、匂いがやや異なったので、違うかも知れません。悪臭ではなく、どちらかと言うと、いいにおいでした。


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『カワリハツ』 色が変わるので名前がついたのだと思います。


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実はこれも「カワリハツ」です。このように、いろんな色のタイプがあり、同じ個体でも色が変わって行くらしいです。


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裏 ヒダが分岐しているのが特徴です。


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『ベニタケ属の一種』 きれいので載せました。

この日はベニタケ属は他に、『アカカバイロタケ』『ケショウハツ』『ベニタケ属の一種』等、数種ありました。

つぎはチチタケ属の仲間です。


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『チチタケ』(幼菌) 栃木ではとても人気があるきのこです。出汁がよく出るので、うどん等によく使われます。乳液の量が多量でヒダを触ると大量の乳液が出ます。乳液の味は甘みがあって、渋みもあります。

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『レモンチチタケ(仮)』 初観察です。このきのこは傘や柄に著しくしわがあって、傘や柄がレモン色をしているのが特徴です。


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裏。このきのこも、多量の乳液が出ます。


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『チョウジチチタケ』 白色の乳液が出ますが、多量ではありません。

これで、先週見たきのこの報告を終わります。

次は、合宿のきのこを報告します。ニコニコ



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