2014年8月25日
逢介が生まれて約3ヶ月目を迎え
手術の日がきました。
前日は逢介とたくさん話をして
「逢介大丈夫やよ!」
「先生治してくれるからね!」
「オシッコいっぱい出すんよ!」
「みんなついてるからね!」
逢介はしっかり私の話を聞いてました。
その日は、逢介と一緒に居たい!と思う気持ちと
離れるのが怖いという気持ちでなかなか帰れなかったなぁ、、、
看護師さん達が集まってきてくれて
この3ヶ月あった事を一緒に振り返ってると込み上げてくるものがあったけど
この涙は逢介が元気になって退院する時にとっておこう!
と、こらえました(^-^)
手術当日、9時15分逢介を手術室へ見送る前まで抱っこさせてもらい
オペ場の看護師さんに逢介を渡す時、、、
この日が来たんだ。
いつかは必ずこの日がくるって分かってたけど、本当は怖くて怖くてたまらなかった。
笑顔で「お願いします!」と
見送ってた心の中は
不安と、恐怖でしかなかった
今回の手術では
・大動脈が離断している所を自分の血管同士で繋げる
・心室中隔欠損している所の穴をふさぐ
・肺動脈を大動脈から切り離し、右心室から肺動脈へ血液を導く管を人工血管でつくる
そして1番今回の手術で鍵を握ってるのは
『弁の形成』
普通、人の弁は3枚が重なり合って出来ているが
総動脈幹症の子は大動脈と肺動脈とが分かれないといけない血管が一つになってる為
4枚の弁になってしまっている
3枚だと綺麗に閉じて血液の逆流がないが
4枚だとその隙間から血液が逆流してしまう
この弁の形成にどれだけの時間がかかるかで今回の手術の術後のしんどさが変わってくる
人工心肺で心臓を止めてる時間は
3時間。
人工心肺を使う手術は20分~30分で終わるものから
数時間かかるものまである。
赤ちゃんの手術で3時間人工心肺を使うという事は相当のダメージが身体に残る。
1分でも一秒でも人工心肺を使う時間が少なくてすむのを祈るしかない。
そして先生と逢介を信じるしかない。
手術予定時間はCICUに帰ってくるまで13時間、、、、。
長い長い逢介の戦いが始まった。