千と千尋の・・・★上州路の旅③
Wikileaks、これまで中国やアフリカなどの独裁国家の
内部告発してた時は見逃してたのに、
アメリカの暗部(本音)が暴露されたとたん・・・・・。
ノーベル賞受賞者のインタビューを横並びに
垂れ流すマスコミは反省も無く、ついこの間まで
受益者だった事も忘れ、警鐘鳴らす本末転倒。
それにしてしても、
とかく強大な公権力は、東西に限らず恐ろしい、
しかし、余り追い詰めると今度は逆に反米勢力に庇護されかねず。
Wikileaksで米国受難などと言われていますが、
鳥インフルにクリスマス・イヴに供されるケンタッキーなど、
鳥さんこそ、受難の12月の到来。
そんな12月の日曜日の小春日和、
FMでいつもの山下達郎さんの番組を聴いていました。
来週は恒例、奥様の竹下まりやさんも出演、
今年もリクエスト大会の季節になりましたネ。
昨日のOAでは冒頭、自らの名曲「クリスマス・イヴ」を
選びましたが、それではあまりにベタなので、
今日の一曲は、同じく番組で紹介された懐かしいラヴ・ソングで
日曜日は、いつもの近くの図書館の駐車場で行われる朝市の日。
徒歩なら3分程、途中、家庭菜園を借りている畑地。
大根の収穫が終わったお百姓さんの畑に白いもの・・・。
霜柱デス。
日中はポカポカ陽気ですが、朝は冷え込みます。
あの「煮えるような」夏は、夢か幻のうたかた也。
朝露に諸行無常を感じ・・・。
季節移ろう中、咲き巡る花たちに・・・。
老いる自らを写しし、あした・・・。・・・・なーーーーんて。
センチぶるのは、柄じゃナイ!やっぱ食い気ですな。
てなワケで、朝市の収穫。炊きたて赤飯やホカホカお団子。
大根など野菜を始め大方、百円が基本、今日は白菜漬物も購入。
美味しそうな卵も。315円と中では高めも産みたて。
この日は、朝市主催側からもれなく年末プレゼント。
ラップ、ご年配の方が喜びそうな和菓子に来年のカレンダー。
そして私、朝ご飯は早速試しました卵かけご飯。
炊きたてご飯の熱い所に、醤油生卵が少し煮える感じが美味しいの
午後のおやつには、お菓子頂きました。
餡は、羊羹でした。朝市の白菜漬けが良い箸休め。
では、ここからは前回の「千と千尋の神隠し」モデル宿訪問記の続編③。
一夜明けて・・・。
とりあえず天気は、まだもっています。
昨夜は、暗くてよく分かりませんでしたが・・・。
明けて改めて見ると複雑な作り。
一番古い建物の宿泊棟本館の1階ロビー横は、小さな展示コーナー。
「千客万来」を「千鶴万来」、縁起担ぎですね。
座敷のお帳場も歴史が感じられます。
大きな金庫には、どれくらい入るんでしょうねぇ。
古い、だけど当時はきっと高価なお人形・・・。
ガラス陳列ケースには、貴重なものも。
べっ甲の細工の数々。
そのべっ甲のかんざしは、この宿の代々の女将さんのもの。
元禄時代から3百年以上続く宿です。
こちらは、昔の宿の新年のご挨拶。干支が勢揃いってのはイイね。
来年の干支、うさぎさんもいます。
これは明治20年代の宿の様子を描いたもの。
古い写真絵葉書もありました。
昔は、こうした観光地写真の絵葉書ってあっていい資料デス。
古湯・四万温泉は、越後、信州に通じる道を入ったところ。
古くから旅人や湯治場として賑わいを見せたようですが。
所謂、箱根や熱海とは違って山奥の秘湯の趣き。
定期バスよりは、「乗り合い」と呼ばれた「足」が使われた時代も。
今から約120年前明治27年、外務省発行の公文書類。
日清戦争勃発の年、外相は陸奥宗光、龍馬の海援隊の一員でした。
横浜居留の英人、当時、外国人が旅行するには許可証が必要でした。
さて、そんな外国人も病気療養に訪れた温泉にもう一度。
朝風呂は、♪身上潰すくらいに「贅沢」?
昨夜は、夜の入浴でしたので・・・。
川に面したこの「元禄の湯」・・・。
よくよく見れば・・・。
湯は無色透明。
下の湯口からコンコンと湧き出ています。
今朝も他に誰もいません。
大きな浴槽を独り占めは、とてもイイ気持ちデス。
朝日射し込むお風呂に、ゆらゆら立ち上る湯気。
大正モダンの面影を色濃く残す浴場は、昭和5年築と云う文化財。
西洋風の窓が、朝日で反射影を作ります。
そんな影を湯船に浸かっては、眺めたり・・・。
少しのぼせて半身せりだして、眺めたり・・・。
他に誰もいないので・・・。
水面が揺れないので鏡のよう。
そんな投射影を楽しみながら、悦に入りながら温まっていました。
それにしても・・・。
昭和5年建造と言う事は・・・。
今年は、「昭和85年」ですから・・・。
なんと80年の長きに渡ってこのお風呂は旅人を迎えているわけです。
あのイギリス人は、このお風呂は浸かっていませんが・・・。
体を温めた湯は、同じ四万の湯。
因みに四万は、四万もの沢山の病に効く湯と云うありがたさ。
朝食前、今度は露天風呂にももう一度と思い・・・。
エレベーターの中にも明治の頃の賑わいの絵がありました。
トンネル、エレベーター、階段、廊下とつたって行きます。
ハイ、到着。
ここも夕べは、闇の中でしたので。
いやいや、しっかり見れば・・・。
野趣満点ナ。
そして、野趣は満天にも。
丁度、秋の額縁のような、絵づらです。
上州の山並、あの先は、草津、志賀高原も近い。朝食の場へ。
宿泊部屋の隣の中2階。とにかく宿の造りは複雑の極み。
江戸時代に、タイムスリップしたかしらん。
でも暖房は一応、今の時代。やや古そうですが・・・。
朝食も湯治場メニューですね、豪華さは微塵も無し。
まっ、郷に入れば郷に従え。
でもね、暖かいお味噌汁とご飯はふっくらで美味しゅう御座いました。
喰い意地っ張りの私は、ひじきの煮物でご飯お替りしてマス。
宿泊客、他にはお子さん連れのご家族や・・・。
映画研究会って云うグループもいました。
他の宿に宿泊した客も、記念撮影に朝から訪れています。
やはり「千と千尋・・・」効果は、絶大。
ここのお風呂、昼間は外来立ち寄りも受け入れてます。
「元禄の湯」入浴はロビーで受け付けてます。
うどんなどの昼食込みのセットも食券自販機がありました。
尚、ロビーは無料の無線LANが使えます。
さて、気になる宿泊料金ですが・・・。
私の部屋は、1泊朝食つきで7,920円。
値段だけを言えば、民宿とかの方がCPはいいでしょう。
別棟に、設備の整った客室もありますのでデート用にはそちらを・・・。
宿正面の赤い橋を渡った正面。
真っ赤に燃えるような紅葉が出迎えます。
この木の下にあるお土産屋さんの名前がもみぢや。
黄葉は、早々に落葉・・・。
この赤い「もみぢ」の木が、夕べのスマートボール場への小路入口。
一方、木に向かって右手は、温泉街の小さなメインストリート。
こちらのお土産屋もかなり年季が入っていそう。
タバコ売場も昔のままで。
メインストーリトを歩いて来し方を振り返り、ホント100mも無し。
温泉場を流れるのは、三国山脈から流れる四万川。
この川面に雪が舞い降りるのも、もう間近。
川傍には、無料の共同浴場があります、他にも3つ。
さて、上州路、先を急ぎましょう。
途中、みつけた小さなお堂のお地蔵様に旅の無事を祈って。
次に目指すは、あの民主党が大勝した先の衆議院選挙で・・・。
クローズアップされた八ッ場ダム(やんばダム)の現場へ。
実は、四万温泉からは近いのデス。
八ッ場ダムに翻弄される現地リポートは、次回に続く・・・。
さて、日曜の夜は、見ました「坂の上の雲」。
来週は、いよいよのぼさんこと、正岡子規が病逝。
日露の関係もますます険悪に・・・。
今回、「千と千尋の神隠し」のモデルの宿をご紹介致しましたが、
伊豆・修善寺には、「坂の上の雲」の登場人物、
正岡子規、日本陸軍の師・ドイツのメッケル少佐らが
宿泊した四万の宿と同じく国の登録文化財の宿があります。
宿のご主人は、アメブロもやってらっしゃいます→★
修善寺もまだ紅葉が楽しめるようです。
コチラには、先年宿泊致してまして、宿泊記は、
左のブログテーマ「修善寺へ」にストックしてあります。
明治の元老から、画家&小説家の大家、錚々たる顔ぶれの
文人墨客が下榻され創作を行った名旅館です、
宿泊者の詳細は、こちら→★★
修善寺にも赤い橋があったり、
観光スポットは、四万に比べて格段に華やか、
大切な方との旅に、お勧めです。