1988年、今から29年前の時刻表です。
両毛線のところを開いてみます。
高崎地区は車両もダイヤもあまり変わらないとはいうものの流石に30年近く前となるとそれなりに変更点があるものです。
上りですが、朝の初発の行き先が上野行きなんですよね。
この列車の存在は子供の頃から知っていたものの実際に乗ることはありませんでした。
もう既に両毛地区と東京を結ぶ電車は東武に軍配が上がっていましたが一応まだ直通が存在していた事になります。
ただ新桐生から出るりょうもう号の一番早い列車に乗るより早く上野に着くことから知っている人はそれなりに利用していたようです。
(自分のおばあちゃんが朝早くに東京に行く時に使っていました。)
ただ上野まで2時間47分というのはかなり辛いですよね。途中から通勤時間帯に突入しますし。
でもこういった列車が各地から上野や東京に向かって毎朝走る光景はワクワクするものがあります。
今は路線ごとに車両を統一させるのでなかなか見られなくなりましたが。
あと、桐生発の特急あかぎっぽいものが7時14分に出ていますね。
これも直通の上野行きで車両は特急車だけど前橋までは普通車扱いだったとかいう話を聞いたことがあります。
シーハイル両毛なんてスキー列車も出ていたのが時代を感じます。
昔は冬といえばスキーというくらい定番レジャーでしたからね。
続いて下り。
こちらはまず足利始発というのも何本かあります。上りも足利止まりがあります。
つまり足利で折り返していたんですね。
これも子供の頃になんで桐生まで来ないんだと思った記憶がありますw
今では足利での折り返しは全てなくなりましたが当時の小俣と山前の両駅はかなり不便だった事でしょう。
他路線への直通は今もある黒磯行と宇都宮行の他に水戸線の勝田行もちゃんとあります。
これはいつごろだったか最初に無くなりましたが、交直流電車を使用しないといけないので需要の割に面倒だったのでしょうか?
そういえば黒磯行は今度のダイヤ改正(2017年3月4日)で廃止だそうでその長い歴史に幕を閉じます。
最後に欄外にある駅弁案内。
桐生駅で売られていた八木節弁当が載っています。
これは桐生駅を出て西桐生駅に行く途中の左側の食堂で作っていたと記憶しているのですが、包装紙が印象的でたまにテレビでも紹介されていました。
98年までキオスクで販売されていたようですが一度食べてみたかったですね。