こんにちは、
“すきま時間でやりたいことを実現する専門家”
堀 正仁です。
“やりたいこと”、
このフレーズを聞くと、
思い出す童話がある。
「すっぱい葡萄」
あのイソップの寓話のひとつである。
「狐と葡萄」ともいうらしい。
「キツネさんが、木にたくさん実ったぶどうをみつけた」。
「でも、ぶどうが、みな高いところにあり、
何度跳んでも届かなかった」。
「このとき、
このキツネさんはどう思ったか?」
「本当はおいしそう。
でも、食べたいけど、食べられない」。
「くやしくてしょうがない、
なので、
『どうせ、このぶどうは、
すっぱくてまずい誰が食べてやるか!!』って
言って、帰ってしまう」。
こんなお話しではなかったでしょうか?
手に入らなかったもの、
人や物、地位などがある場合、
「価値がないもの」としてあきらめることで
心の平安を守る。
「すっぱい葡萄」
僕も、何回も経験してきた。
でも、「この葡萄の木の高さ」ってどのくらいなのか?
“物理的な高さ”と“精神的な高さ”のどっちなのかな?
“葡萄”を”やりたいこと”に喩えるとすれば、
これは、紛れもない「精神的な高さ」だよね。
そこで、実験をしてほしい。
今までに、やりたいと思ったことは、どんなことがあったの?って、
自分に問いかけてほしい。
子供のころはすぐにでたよね、
”やりたいこと(なりたいこと)“って。
パン屋さん、ケーキ屋さん、学校の先生、野球やサッカーの選手とかって・・・
でも、年を追うごとに、その数は徐々に少なくなってきている。
「あなたのやりたいこと(なりたいこと)を教えてください」って、
今いわれたら、なんと答えますか?
一回、書き出してみてほしい。
「昔、やりたい(やりたい)と思ったこと」
思い出せるかぎり、書き出してほしい。
そのなかで、
昔やりたかったけど、
今はやりたいと思えないものに、”×”を印してください。
むかしやりたかったけど、
今でもやりたいと思っているものに、”○”を印してください。
次に
「今、やりたい(なりたい)と思っていること」を書き加えてほしい、
これらを、すべて書き出してみてほしい。
どうしてやりたいのか?
どうして、そのとき、やりたかったのか?
自分に聞いてみるもよいと思う。
昔、あきらめていたこと(○印)でも
今ならできると思うことが、
きっとあるはず。
今ならできそうだと思うことのなかで
一個、やってみてほしい。
簡単なものでよい。
それができたら、次にもう一個、やってみてほしい。
このようにしていくと、
今やりたくてもできないことでも、
できそうに思えてくるから、とても不思議。
自分ができると思うと、自己肯定感が上がる、
メッチャ上がる!!
そうすると
「精神的な高さ」は、
逆に驚くほど低くなっている。