108日間、21ヵ国75都市を巡り羽田の赤電話から帰国第一声は「大きなバケツとクレオソート」 | 圭介のブログ

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1973年9月10日 羽田

ついに帰国の日になった。5月26日に横浜港からバイカル号に乗船して世界を目指した「写真旅」第1章も羽田空港到着でひとまず撮了だ。

今では見かけないが当時世界の街角で大きな秤で体重を計る商売が香港にもあったが、ホテルでコンシェルジュに頼んで事前にきっちり20㌔を超えないようにパンパンのバックパッッキングをした。

香港出国ゲートでもニコン2台、ハッセルを首から下げ特注ジャケットのポケットに全ての交換レンズを入れ、20㌔未満のバックパックと軽くしたカメラバックをかかえ問題無く機上の人となった。
当時はボディーチェックだけだったから検査官がビックリするだけで笑って済ませたが、最近の手荷物検査はXレイやサイズ以外も厳しい航空会社もありこんな事は笑い話にもならないはず。

香港のホテルで見た南京虫が頭から離れずショックだったため、手荷物検査を終えて入国ロビーから実家に赤電話した。

「中近東・インドを廻って来て荷物に南京虫が入り込んでいる可能性があるので、クレオソートと家中のバケツを用意して欲しい」と頼んだ。

帰宅しても玄関から入らず庭に用意した2~3個のバケツにドボドボとクレオソートを入れその場でバックパックに詰め込んだ土産を検品しながら汚れ物や着衣をバケツに押し込み入浴した。

風呂場で最後のひげ面を撮影し、ヒゲを剃った記念写真を撮った。
日本人は風呂だな!
写真は北欧で撮影したものと誤って2重露光になった妙なセルフ写真。

総集編の世界セルフポートレート動画、乞う御期待!近日アップロード予定なり!

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搭乗案内の文字フォントに違和感マックスの香港空港

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