食事やお酒を楽しんだ締めくくりに、コーヒーを一杯。お酒のイメージが強い札幌・ススキノで、そんな過ごし方を提案する店があります。7月には「〆コーヒー」を掲げる新店もオープンしました。以前から、本格的なコーヒーを提供する店もあり、新たな夜の楽しみ方として広がるか注目されます。![]()
「〆コーヒー文化をススキノに」と掲げ、7月に開店したのが「cafe & bar SUNPLACE-Re:volution- (カフェアンドバー サンプレイス リボリューション)」(南5西2)です。代表のFさんは札幌・澄川でカフェやバーなどを手がけてきました。知人から「〆ラーメンや〆パフェはあるけれど、〆コーヒーはない」と言われたのが、開店のきっかけだったそうです。店内はカウンターを中心に、ロゴにも使うネイビーとオレンジを基調とした落ち着いた空間。気軽に立ち寄れるように明るい店構えを意識したとのこと。女性や1人客も入りやすい雰囲です。看板のコーヒー「SUNPLACEブレンド」は、札幌の自家焙煎店「徳光珈琲」の豆を使ったオリジナル。酸味や苦みのどちらかを際立たせず、幅広い人が飲みやすい味わいです。「お酒を飲んだ後、もう少し話したいが、さらに飲んだり食事をしたりするほどではない。そんな時に立ち寄れる場所を目指したい。『〆コーヒー文化』をつくるのは簡単ではないが、お酒のイメージが強いススキノに、コーヒーという新しい選択肢をつくりたい」と意気込みます。![]()
以前から夜遅くまでコーヒーを提供してきたのが「coffee&chocolate Marley(コーヒーアンドチョコレート マーレイ)」。ススキノでは本店(南5西5)のほか、東店(南4西2)の2店があります。東店は木目を多く使い、照明を抑えています。にぎやかなススキノの中でも静かに過ごせる雰囲気です。一番人気は、ワイングラスで提供する水出しアイスコーヒー「ドン・ロッソ」。エチオピア産の豆を使い、自然な甘みとラズベリーのような果実感、華やかな香りが特徴。自家製チョコレートやショコラテリーヌとの組み合わせも楽しめます。食事や飲酒の後や、2、3軒目の合間に立ち寄る客も。スタッフのTさんは、「コロナ禍以降、会食が減った後、『夜の街に行く=お酒を飲む』から変わってきた」とみています。「〆コーヒー」について「地域全体で盛り上がってくれるとうれしい」と歓迎。![]()
「一日の緊張を解いて帰れるような場を」と2020年に開店した「瀟洒珈房(しょうしゃこうぼう)月織堂(つきおりどう)」(南6西3)。店主のAさんが、焙煎師を目指していた夫のUさんと店を始めました。豆の焙煎からブレンドまで自分たちで手掛け、定番のブレンド以外にも、アルコールを加えたものやスイーツ感覚で味わえるアレンジなど十数種類をそろえています。人気の「ハニー・カフェ・コン・レーチェ」は、グラスの底に蜂蜜を入れ、クリームとざらめを載せた一杯。最初はそのまま飲み、途中で混ぜると味の変化を楽しめます。Aさんは「職場から家に帰る途中で、気を張った外向きの顔を半分おろせます。次の日の活力にもなります」と来店を呼び掛けます。「お酒がなくても楽しめる場所をお客さんに提供したい」と語っています。![]()
*需要の可能性
コーヒー文化の研究や普及に取り組む日本コーヒー文化学会の北海道支部長で、小樽市内でコーヒー店を営むGさんは「札幌は全国的にもコーヒー店の激戦区」と説明。冬が長く、雪まつりなどの際には寒さを避けて喫茶店が待ち合わせ場所として利用されることも、コーヒーが親しまれてきた背景にあるといいます。かつて小樽・花園の飲み屋街でも、「夜の仕事を終えた人が喫茶店でコーヒーやケーキを楽しんだ」といい、ススキノでも「そうした夜喫茶のリバイバルなら、需要はある」とみています。![]()
「〆コーヒー 新たな楽しみ方」の広がりに注目したいですね!![]()
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cafe & bar SUNPLACE-Re:volution- (カフェアンドバー サンプレイス リボリューション)


coffee&chocolate Marley(コーヒーアンドチョコレート マーレイ)



瀟洒珈房(しょうしゃこうぼう)月織堂(つきおりどう)